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『ドラゴンクエストビルダーズ2』ハーゴンに謎の少年“シドー”も登場 進化したクラフトアクション

2018年12月20日 08:31  リアルサウンド

リアルサウンド

 スクウェア・エニックスは12月20日、PS4/Nintendo Switch用ソフト『ドラゴンクエストビルダーズ2 破壊神シドーとからっぽの島』(以下『ドラクエビルダーズ2』)を発売する。本作は2016年1月28日にリリースされた『ドラゴンクエストビルダーズ アレフガルドを復活せよ』の続編だ。


 前作同様、ブロックで作られた世界を舞台に据えながら、ストーリーと幾つかのゲームシステムは新たに見直されている。本稿では『ドラクエビルダーズ2』のゲーム内容を踏まえ、プレイヤーが巡る個性豊かなフィールド、そしてシリーズ初実装となるマルチプレイ機能について紹介する。


(参考:堀井雄二と日野晃博の濃厚な『ドラクエ』談義 「レールは敷くが、安心して脱線できる楽しさ」


クラフトの魅力が増した『ドラクエビルダーズ』最新作


 本作は3Dフィールド上のアクション要素がメインとなっており、従来の『ドラゴンクエスト』シリーズとは異なるプレイフィールが特徴だ。とはいえ「ストーリーが練り込まれていない」というわけではない。ゲームは『ドラゴンクエスト2』の物語を下敷きに展開するし、RPGとして高いクオリティを誇っている。また「スライム」やドラキー等のお馴染みのモンスターは当然、強力な技の使い手であるシルバーデビルやあくましんかん、そして幾多の勇者を苦しめてきた「ハーゴン」も登場する。たとえビルダーズ未経験でも、過去作のシリーズファンなら懐かしい気持ちで遊べるだろう。


 『ドラクエビルダーズ2』の醍醐味は「クラフト」にある。モンスターやオブジェクトから集めた素材で建築物を作成できるほか、「からっぽ島」を開拓すればオリジナリティ溢れる自分だけの島を作ることも可能だ。また本作からの新システムとして、同系統のアイテムを組み合わせて形状を変えられる「連結」システムが実装。前作より作成可能な建築物の種類が増え、さらにクラフトの幅が広がったと言えるだろう。


記憶喪失の少年「シドー」と繰り広げる冒険


 『ドラゴンクエストビルダーズ2』において、プレイヤー(主人公)は記憶喪失の少年「シドー」と共に、様々な問題を抱える島を巡ることになる。例えば、腐り果てた大地が原因で作物が育たない「モンゾーラ島」で農耕技術の体得、地下に巣くうモンスターのせいで資源が採掘できない「オッカルム島」で金属アイテムの作成法、ハーゴン教団と人間の戦いで疲弊した「終わらない戦いの島」で兵器作り、といったように、バラエティに富むフィールドを冒険する中で、冒険に役立つビルドテクニックを習得していく。


 それぞれの島にはプレイヤーに協力的なキャラクターも登場。条件を満たせば、本作の拠点であるからっぽ島に連れていくことも可能だ。


最大4人まで遊べるマルチプレイに対応


 本作からの新機能として、ネットワークを介した最大4人までのマルチプレイに対応した点も見逃せない。まずプレイヤーが所有するからっぽ島にフレンドを招待して、一緒に遊ぶことができる。ソロプレイでは時間のかかりそうな巨大建築物を一緒にクラフトしても良し、一致団結して強力なモンスター討伐に乗り出すのも良し。マルチプレイを体験すれば、通常では発見できないユニークな楽しみ方が見つかるだろう。建築物をスキャンして設計図を作り出す道具「ビルダーペンシル」を使って、オンライン上で見かけた建築物を自分のからっぽの島で再現することも可能。純粋に物語を進めたい時はソロプレイ、仲間とワイワイ協力しながら遊びたい時はマルチプレイという具合に使い分けるのがオススメだ。


 前作をやり込んだプレイヤーはもちろん、未経験者もこの機会に”ビルダーズ”の世界に飛び込んでみてはいかがだろうか。


(龍田優貴)