バイク大国であるタイ生まれの二輪ブランド『GPX』が2019年に日本上陸。イタリアデザイナーが手がけたという3車種を順次販売する。価格が25万9200円~36万1800円とリーズナブルなのが特徴だ。
タイ発のGPXは2007年に創業を開始したATVパンサーが手がけるブランド。同社はもともと四輪バギーを製造していたが、その後に二輪市場へ参入すると、タイ国内で急速に勢力を拡大してきた。
そんな新興バイクブランドが2018年秋に設立されたGPX JAPANを通じて2019年より日本に上陸。リーズナブルな価格の3車種で市場に殴り込みをかける。
タイ生産のバイクでリーズナブルな価格、と聞くとクオリティに疑問を抱くこともあるだろうが、GPXは「某日本メーカーのOBが監修した新工場」で製品の生産を行っているという。
また、「今や日本のメーカーがタイやインドネシアで軽量車を生産する時代」だとして、品質にも自信を示している。
今回、GPXジャパンが国内に導入するのはオールドスタイルな『Legend 150S』と、ネイキッドモデルの『Gentleman 200』、フルカウルのライトスポーツモデル『DEMON 150GR』の3車種。いずれも小排気量のモデルで街乗りに最適と言える。
搭載するエンジンは、いずれも空冷4ストローク。排気量はジェントルマン200のみ197cc、残る2台は149ccとなる。
価格はいずれも税込みで、レジェンド150Sが25万9200円、ジェントルマン200が36万1800円、デーモン150GRが34万3440円。同じクラスの国産車と比べても、かなり手頃な価格となっているのは大きな魅力だ。
これからバイクに乗ってみたいというビギナーライダーや、気軽に運転できるセカンドバイクとして最適そうなGPXの3車種。2019年、要チェックのバイクメーカーとなりそうだ。