フェラーリはF1の伝説的ドライバーであるミハエル・シューマッハーの50歳の誕生日を記念して、2019年1月にマラネロで特別展を開催する予定だ。
1996年から2006年の間、ドリームチームの要だったシューマッハーは、フェラーリに6度のコンストラクターズタイトルと5度のドライバーズタイトルをもたらし、伝説を築き上げた。
シューマッハーはメルセデスで3シーズンを過ごした後、2012年にレースから引退している。しかしその後の2013年12月、スキー中の事故で頭部に深刻な怪我を負うという悲劇に見舞われ、それ以来公式の場には姿を見せていない。
フェラーリは2019年の1月3日からマラネロのミュージアムで展示を開始する予定だ。フェラーリは今回の声明で、以下のように述べている。
「ミハエルはフェラーリの歴史において特別な地位にいる」
「1996年から2006年の間に彼は5年連続(2000年から2004年)でドライバーズタイトルを獲得し、チームがこの間に6度のマニュラクチャラーズタイトルを獲得するうえで多大な貢献をした」
「ミュージアムでは7度の世界チャンピオンである彼がフェラーリにもたらしてくれたもの、そして彼がファンの心にこれまでになく偉大な伝説を残した、忘れがたい年月のイメージで飾られる」
ルイス・ハミルトンはシューマッハーの偉大な業績に早くも近づこうとしているが、7度の世界タイトル獲得と91回の優勝記録は破られていない。
シューマッハーの状態は先週、詳細が報じられている。彼はスイスのグランにある自宅で療養しているものの、「寝たきりでもチューブに繋がれた状態」でもないという。
FIA会長で元フェラーリF1代表のジャン・トッドは定期的にシューマッハーを訪ねており、先月11月のブラジルGPも彼とともに楽しんだとしている。しかしトッドは、シューマッハーの健康状態については詳細を明かしていない。