江崎グリコは12月14日、「仕事中の休憩」に関する調査結果を発表した。調査は今年10月にインターネットで実施し、全国の20代~50代の有職男女800人(各年代ごとに男女別に100人ずつ)から回答を得た。
普段の仕事において、66.1%が「以前より短時間で効率よく仕事をしないといけないと感じる」と回答した。また、26.3%が「以前より忙しさが途切れず、ランチに出られないことが多い」と回答し、世代別に見ると20代では33%に上っている。
また、50%が「以前と比較して職場で"ちょっとした休憩"がとりにくくなったと感じる」と回答し、働き方改革が推奨される一方、業務中の休憩に悪影響が出ているケースもあるようだ。
20代は他の年代に比べ「チョコなど甘いお菓子を食べる」人が多い
「自分に合った仕事中の"ちょっとした休憩"をしているか」を聞くと、32.6%が「自分に合った方法が分からない」と回答し、「わかっているが実践はできていない」(27.5%)を合わせると、約6割が仕事中の"ちょっとした休憩"ができていないことが明らかになった。
「仕事中の"ちょっとした休憩"の適切なとり方」については、82.3%が「知りたい」と回答し、世代別で見ると、20代では9割にも上っている。
「仕事中の"ちょっとした休憩"に求めるもの」を聞くと、1位は「気分転換すること」(57.8%)、2位は「ひと息つくこと」(51.9%)、3位は「頭をすっきりさせること」(50.8%)という結果だった。
「以前より仕事中の"ちょっとした休憩"はデスクでとることが多くなったか」については、40.5%が「多くなった」と回答した。
"ちょっとした休憩"の具体的な内容を聞くと、最も多かったのは「トイレに行く」(52.6%)、以降、「お茶や水を飲む」(48.4%)、「コーヒーや紅茶を飲む」 (43.3%)、「チョコなど甘いお菓子を食べる」(31.5%)と続く。
世代別で特に目立ったのは、 20代の「チョコなどの甘いお菓子」(38.5%)、50代の「コーヒーや紅茶を飲む」(51.5%)の項目だった。
「仕事中の"ちょっとした休憩"で自身のパフォーマンスを上げるために効果的だと思うもの」を聞くと、1位は「コーヒーや紅茶を飲む」(27.6%)、2位は「お茶や水を飲む」(22.0%)、3位は「チョコなど甘いお菓子を食べる」(21.0%)だった。20代では「チョコなど甘いお菓子を食べる」(26.5%)が1位で、仕事中にチョコなどを食べて休憩することは、若い世代にとって、仕事の効率アップに必要不可欠なようだ。
「ネットサーフィンやSNS」ではしっかり休憩できると思えない人が半数近く
仕事中の"ちょっとした休憩"実践者を対象に、「休憩をとったときの感想」を聞くと、1位は「リラックスできた」(39.7%)、2位は「眠気が覚めた」(30.0%)、3位は「集中力が高まった」(23.5%)という結果だった。
具体的な休憩方法として、
「決まった時間に10分休憩し、チョコ食べたり談笑したりする」(男性20代)
「短時間仮眠をとること」(男性50代)
「同僚とのおしゃべりや、動画などを見て笑うこと」(女性20代)
「SNSで旅行など、楽しみについて調べて気分をあげる」(女性20代)
といった体験談が寄せられた。
一方、「やってはいるもののしっかり休憩しているとは思えないもの」として
「ネットサーフィンやSNSをチェックをする」(46.2%)
「ゲームをする」(39.1%)
といったコメントが挙がった。