闘病中のミハエル・シューマッハーの容態が、最近になって非常に好転しているという明るいニュースが飛び込んできた。その話のネタ元は、実父のロルフ・シューマッハーである。
月曜日にイギリスの日刊紙デイリーメールが報じたところでは、父親のロルフが「息子の健康状態は、われわれが楽観的になれるまで良くなっている」と語っているという。ミハエルは今から5年前の2013年12月29日、バカンス先のフランス・アルプスでスキー中に転倒、頭部を強打して以来、意識不明の状態が続いていると言われている。
この事故以来、妻のコリーナを始めシューマッハーの家族は一貫して、ミハエルの健康状態に関してコメントすることはいっさい拒否してきた。その間、「植物人間になっているのではないか」「もはや回復の見込みはない」など様々な憶測が流れてきた。
ロルフの今回の発言は、それらの噂を打ち消そうという意図があったようだ。ただし具体的にどこまで回復しているかについては、ロルフはいっさい言及していない。
デイリーメール紙によれば、ミハエルはスイス・グランドの自宅で医療チームによる治療を受けており、その費用は毎週56000ユーロ(約730万円)、年間では300万ユーロ(約3億9千万円)に上るとしている。ミハエルは2019年1月3日に、50歳の誕生日を迎える。