2019年からIMSAウェザーテック・スポーツカー・チャンピオンシップのGTデイトナ(GTD)クラスに参戦するエイム・バッサー・サリバン(AVS)は12月17日、レギュラードライバーの最後のひと枠を埋める4人目にリチャード・ハイスタンドを指名し、ドライバーラインアップを完成させた。
2018年限りでシリーズから退いた3GTレーシングに代わり、レクサス・レーシングの新たなパートナーとしてレクサスRC F GT3をGTDクラスで走らせることになるエイム・バッサー・サリバン。
チームはこれまでにタウンゼント・ベル、フランキー・モンテカルボ、ジャック・ホークスワースという3名のレギュラードライバーの起用をアナウンスしてきたが、今回その4人目にハイスタンドが選ばれた。
シーズンを通してレクサスをドライブすることになった36歳のアメリカ人は2018年、MRS GTレーシングからポルシェカレラカップ・ドイツとポルシェ・モービル1・スーパーカップに参戦。来季からGTDクラスにも導入されるミシュランブランドのタイヤを履くポルシェ911 GT3 Cupをドライブした。
そんなハイスタンドは、3GTレーシングでもRC F GT3のステアリングを握っていたホークスワースとAVSの14号車レクサスをシェアすることに。また、先に起用が発表されていたベルとモンテカルボのレクサスは、ゼッケン番号が12になることがあわせてアナウンスされている。
「ジャック(・ホークスワース)と組むことはもちろん、エイム・オートスポーツとバッサー・サリバン・レーシングが持つ豊富な経験の恩恵を受けられることが本当に楽しみだ」と語ったハイスタンド。
「レクサスRC F GT3は(2018年に2勝を挙げるなど)実績のあるマシンで、チームもチームメイトも勝利に向けて申し分ない体制だ。2019年のチャンピオンシップ開幕が待ちきれないよ!」
フロリダにベースを置くAVSは先週、デビュー戦の舞台となるデイトナ・インターナショナル・スピードウェイで開催されたミシュランのタイヤテストに参加。ブラックとシルバーを基調としながら、鮮やかな蛍光イエローのアクセントをまとった1台のレクサスをシェアしてラップを重ねていた。
チームは年明け後の1月4~5日に行われる公式テスト、“ロア・ビフォア・ロレックス24”でさらなる調整を進める予定だ。