トップへ

カニエ・ウェストがドレイクに怒りのツイート、アリアナ・グランデとマイリー・サイラスが休戦呼びかけ

2018年12月17日 15:23  Techinsight Japan

Techinsight Japan

不満をぶちまけたカニエ・ウェストと平和を求めるアリアナ・グランデ
思ったことは何でも言い放ち「俺様」路線を貫くラッパーのカニエ・ウェスト(41)。現地時間13日、そのカニエがツイッターでドレイク(32)に125回以上にも及ぶ猛攻撃ツイートを仕掛けた。見かねた歌手のアリアナ・グランデとマイリー・サイラスが休戦を呼びかけるという事態に発展している。

今回のことはカニエ・ウェストがドレイクから『Say What’s Real』の使用許可を求める連絡が来たことに端を発する。『Say What’s Real』は2008年のカニエの『Say You Will』からサンプリングして作られたドレイクのミックステープで、カニエがプロデューサーを務めていた。

カニエがドレイクからの連絡に憤慨したのは、現在2人がかなりの犬猿の仲だからである。カニエは今年5月にリリースされたプッシャ・Tのアルバム『Daytona』のプロデューサーの1人を務めており、『Infrared』という曲でドレイクのゴーストライター疑惑をほのめかしていたほか、ドレイクは今年9月にリリースされたフレンチ・モンタナの『No Stylist』に参加し、カニエが手がけたアディダスのスニーカー「『Yeezy Boost 350』を履かない」とディスっていたという経緯がある。

そのようななかで、現地時間13日にカニエ・ウェストはドレイクからの『Say What’s Real』の再使用許可を求める連絡をきっかけにツイッターにドレイクへの不満をぶちまけた。「ドレイクが電話して脅してきた」「おい、ドレイク。もし、俺や家族に何かあったら、お前が最初に疑われるからな」「(スニーカー)350に触れたこと、まだ謝ってもらうからな」と合計125回以上のツイートでドレイクを攻撃した。またカニエの妻でリアリティースターのキム・カーダシアン(38)もツイッターで「ドレイク、私の夫や家族を脅さないで」「私の夫は最も素晴らしくて、天才よ」と応戦する事態になっていた。

この30歳を超えた大の大人の騒動に呆れたのか、25歳のアリアナ・グランデがツイッターに「みんな、今大人の男性がネット上で言い争っているけれど、マイリーと私は今夜、美しい新曲をリリースするわ。みんな数時間だけ良い子にしてくれないかしら。そしたら、女の子たちが輝けるわ。そうなったら最高ね。ありがとう」とツイート。26歳のマイリー・サイラスもアリアナのこのつぶやきに、「このニュースを彼らは知らなかったのかしら? War IS Over!(戦争は終わった)。Thank you, next!(ありがとう)」と返していた。

アリアナ・グランデは先月『thank u, next』をリリースし、そのヒットに乗るように現地時間14日に『Imagine』をリリースした。また、マイリー・サイラスもジョン・レノンの『Happy Xmas(War is Over)』のカバー曲をマーク・ロンソンとショーン・オノ・レノンとコラボしてリリースしている。

マイリー・サイラスは現地時間12日、出演したラジオ番組『The Howard Stern Show』でアリアナのことを「今、お気に入りのアーティストの1人」と明かし、いつでも頼めば自身のチャリティー団体「The Happy Hippie Foundation」の活動をサポートしてくれるとアリアナを称賛したばかりだった。

カニエ・ウェストとドレイクの騒動に、大人の対応を求めたアリアナ・グランデとマイリー・サイラス。とはいえ因縁の仲であり、一度火がついたカニエとドレイクの戦いの炎を鎮火させるのはそう簡単なことではなさそうだ。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)