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全日本ロード:J-GP2クラスが2019年をもって終了。2020年から新たにST1000クラスがスタート

2018年12月16日 00:41  AUTOSPORT web

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全日本ロードレース選手権J-GP2クラスが2019年をもって終了することが発表された
12月15日、大手町・日経ホールで開催された全日本選手権ランキング認定表彰式『MFJ MOTO AWARDS 2018(モト・アワード2018)』で全日本ロードレース選手権J-GP2クラスが2019年をもって終了することが発表。同時に、2020年から新たにST1000クラスを開始することが明かされた。

 全日本ロードのJ-GP2クラスは、2010年にロードレース世界選手権MotoGPのMoto2クラスへの道筋を見すえてスタートしたクラスだ。マシンはMoto2クラスに準じるレーサー、または4ストローク600ccエンジンを搭載する市販スーパースポーツを改造したマシンで争われる。

 そんなJ-GP2クラスが、2019年を持って終了することがモト・アワード2018で明かされた。

 一般財団法人日本モーターサイクルスポーツ協会(MFJ)会長の大島裕志氏は「(J-GP2クラスの車両が)みさなんご承知のとおり、2019年から世界選手権Moto2とまったく異なる車両になることから、2019年を持ってJ-GP2を終了することを決定しています」と終了の理由を述べた。

 Moto2クラスは、2018年限りでエンジンサプライヤーを退くホンダに代わり、イギリスのバイクメーカーであるトライアンフが2019年から2021年までエンジンを供給。使用されるエンジンは、トライアンフの市販車ストリートトリプルの765cc3気筒エンジンをレース用にチューンしたものとなる。

 またエンジンサプライヤーの変更に伴い、765cc3気筒エンジンを使用したマシンの選手権が存在しないことから、2019年はMoto2クラスへのワイルドカードエントリーが利用できないことが決定している。

■2020年から新クラスST1000がスタート
 2019年でJ-GP2クラスが終了するに伴い、2020年から1000ccの市販スーパースポーツをベースとする新たなクラス、ST1000クラスがスタートすることも発表された。

「再来年の2020年からはJ-GP2に代わる新たなクラスといたしまして、ST1000を開始いたします」と大島氏はST1000クラスについて説明。

「(ST1000クラスは)世界耐久選手権のSSTクラスやアジアロードレース選手権のASB1000に繋がるクラスとなるように期待しております」

 レギュレーションについては「ST600をベースとし、登録ECU制度等を付加。同じ1000ccであるJSB1000とコスト面や制度面の違いを明確にし、参加しやすいクラスとなるように検討しております」と述べた。