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イケア×ヴァージル・アブロー、プレローンチイベント「STILL LOADING」で4種類のラグを披露

2018年12月15日 18:33  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

ヴァージル・アブロー Image by: FASHIONSNAP.COM
「イケア(IKEA)」が12月15日の今日、ヴァージル・アブロー(Virgil Abloh)とのコラボレーションコレクション「マケラッド(MARKERAD)」のプレローンチイベント「STILL LOADING」を都内で開催した。イベントにはヴァージルとイケア スウェーデン本社のクリエイティブディレクター ベンリック・モストのほか、ゲストとしてコブクロの黒田俊介の3人が登壇し、トークセッションが行われた。

 コラボコレクション「マケラッド」では、ミレニアル世代をターゲットに実用的なニーズと精神的な満足感の両方を満たすデザインを目指し、商品を開発。スウェーデン語のマケラッドは英語で「MARKED(マークされた)」を意味し、ヴァージルがイケアの家具にマークを付けるというメッセージが込められている。
 4種類のラグコレクションは、同コレクション発表後の反響を受けてプレローンチとして製作。イベントは9月にパリで先行開催され、日本は2ヶ国目の開催国となった。今日のイベントのために来日したヴァージルは「より幅広い層にアプローチできるプロダクトに仕上がったと思う。東京は私にとって最もインスパイアされる場所のひとつ。様々なデザインが溢れている日本でコレクションを披露することができて嬉しい」と日本での開催を喜んだ。イケアのモストは「ものが溢れている今、ミレニアル世代は機能性に加えて意味を持つものを求めている。ヴァージルとのコラボでは、キャラクター性がありアイデンティティーを持つプロダクトになった」と話し、ヴァージルには限界を乗り越えて課題に挑戦するクリエイティブな能力があると賞賛した。
 イベント会場ではラグコレクションのほか、マケラッドコレクションの試作品が日本の部屋をイメージした空間で展示された。マケラッドでは、キャビネットや軽量な素材を用いたテーブル、モナリザの絵を施した照明、耐久性のあるウォッシャブルペーパーを使ったイケアのロゴバッグ、ベッドとしても活用できる木材の台、北欧の伝統的なスツールからインスピレーションを得て作られた椅子などをラインナップ。椅子には、ヴァージルが飛行機のストッパーを見て思い付いたという脚のストッパーが付属する。マケラッドの全商品は2019年11月に発売が予定されている。
 ラグコレクションでは「BLUE」(4万9,990円)、「GREY」(2万9,990円)、「KEEP OFF」(2万9,990円)、「STILL LOADING」(1万4,990円/全て税込)と名付けられた4種類が登場。「KEEP OFF」はイケア アート コレクションの一部として発表されたもので、生活するために使われるラグに"汚してはいけない"と思う感情の矛盾を表現したという。「GREY」は黒をベースに、白い文字の部分を手作業で加工を施した。ラグを置く場所にも持ち主の感覚が出るとして「BLUE」は天井に貼り付けるように展示し、コンテンポラリーアート作品として提案した。3種のラグにはウール80%、ナイロン20%の素材を使用。他の商品とは異なるデジタルプリントで製作された「STILL LOADING」はナイロン素材100%を採用し、クラシックなアメリカの広告を連想させる絵をデジタルイメージとして落とし込み、想像力を刺激するデザインに仕上げたという。また、ミレニアル世代が手に取りやすいよう、コレクションの中では最低価格となる1万4,990円に設定。ラグコレクションは日本国内では計900点のみの数量限定発売となり、イベントではIKEA FAMILY向けの先行販売が行われた。一般向けには12月16日から販売する。
■イケア×ヴァージル・アブロー:特設サイト