トップへ

門脇麦主演映画『チワワちゃん』本ポスター公開 原作者・岡崎京子「みんな、ありがとう」

2018年12月14日 18:32  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 2019年1月18日公開の映画『チワワちゃん』の本ポスターが公開された。


参考:<a href=”https://www.realsound.jp/movie/2018/11/post-271872.html”>『ここは退屈迎えに来て』橋本愛と門脇麦が演じる、“人々の関わり”の物語</a>


 原作は、『ヘルタースケルター』や『リバーズ・エッジ』など、80年代~90年代にかけて多くの人気作を手掛けた漫画家・岡崎京子が1994年に発表した同名漫画。チワワちゃんを取り囲む若者たちの回想を軸に進む本作。主人公のミキ役には門脇麦、チワワちゃんの元カレ・ヨシダ役には成田凌、ヨシダの親友カツオ役には寛一郎、チワワちゃんの親友ユミ役には玉城ティナ、チワワちゃん役には新人ながら大抜擢された吉田志織、さらにチワワちゃんに想いを寄せるナガイ役には村上虹郎と、20代の実力派俳優が集結した。さらにファッション誌のライター・ユーコ役で栗山千明、カメラマンのサカタ役で浅野忠信が加わる。


 公開となった本ポスターでは、揺れる若者6人のポートレートが大きく配置されている。このポートレート写真を撮影したのは、アメリカと日本のハーフで、次世代のフォトグラファーとして『Numero TOKYO』『VOUGE GIRL JAPAN』などで活躍するTammy Volpeが撮影したもので、各キャラクターの個性が際立つ仕上がり。「息もできないほど、キスして、笑って、恋をしていた」というキャッチコピーが添えられている。


 また、映画の公開を記念して原作が新たなカバーデザインで12月22日に復刊されることが決定。『チワワちゃん』を含めた6編を収録した珠玉の短篇集となっており、映画公開に合わせて改めて岡崎京子の世界を味わうことができる。


 さらに、本作をいち早く鑑賞した原作者の岡崎京子、その弟である岡崎忠から本作へのコメントが寄せられた。弟の忠は、二宮健監督が「見事なまでに岡崎京子の世界観にご自身の情熱とスキルを最大限に乗っけて表現してみせる。よく好敵手がお互いを高め合った時に稀に『MIX UP』という状態になると言うが『90年代の物語』が監督の手により『現在形の物語』に昇華され、この『REMIX』は原作の長所を極限まで活かし、現代の若者の青春群像劇に変換してみせた」と本作を絶賛。


 さらに姉である岡崎京子についても「私は岡崎京子の心の中までは理解することはできないが、この映画を非常に喜んでいたことは間違いなく理解できた。二宮監督は間違いなく岡崎京子の心の扉を叩いてくれたのだ。本当に有難いことだと思うし、これは彼女の作品に対する愛だとも思う。この場をお借りしてありがとうございました。と言わせてください」と、その思いを熱く代弁している。


 また、岡崎京子自身からは、映画を応援してくれるファンに向けて、自身がパソコンで書いたという「みんな、ありがとう」というメッセージが寄せられた。(リアルサウンド編集部)