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薮宏太が10年ぶりミュージカル単独主演でボクシングに挑む『ハル』4月上演

2018年12月14日 13:41  CINRA.NET

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『ハル』ビジュアル
ミュージカル『ハル』が4月1日から東京・TBS赤坂ACTシアター、4月下旬に大阪・梅田芸術劇場で上演される。

関西テレビ放送開局60周年を記念して制作された『ハル』は、小さな田舎町を舞台に、大病を乗り越えたが、生きる希望や意味を見出せない高校生の石坂ハルが、ボクシングに夢中になっている女性との出会いをきっかけに、ボクシングに目覚め、成長していく様を描いた作品。演出は栗山民也、脚本は高橋亜子が担当し、音楽は甲斐正人が手掛ける。

上手く周囲に馴染めないハル役に、2009年のミュージカル『SHE LOVES ME』以来、約10年ぶりに単独主演を務める薮宏太(Hey! Say! JUMP)がキャスティング。ボイストレーニングを既に始めている薮は、今後ボクシングジムに通い、体を仕上げていく予定だという。

薮宏太は「平成最後に上演するミュージカル『ハル』に、“Hey! Say!”の名を持つグループのメンバー薮宏太として作品に関われるのが嬉しいです。観てよかったと思っていただける作品になるように、全力でぶつかりたいです」とコメント。

また栗山民也「主題は、大げさに言って『命のリレー』。小さな地方都市を舞台に、点から線へ、そして風景が面になって見えてくる様に、現在のリアルな日本が映し出されてくれれば、いい。悲しくて、ちょっと怖くて、どこか妙に愉快な空気が流れる物語になればと思う。一度壊れてしまった人間が再び生かされていくことの奇跡を、稽古の中でじっと見つめていくことになるだろう」と述べている。

チケットの販売は2月16日10:00からスタート。料金などの詳細は後日発表される。

■薮宏太(Hey! Say! JUMP)のコメント
ミュージカルは約10年ぶりなのでドキドキしていますが、お話しをいただいた時は素直に嬉しかったです。ボクシングに実際に触れるのは初めてで、ビジュアル撮影で初めてバンテージを巻いて、始まったんだな、と実感してワクワクしました。漫画「はじめの一歩」が好きで全巻持っていて、知識だけは豊富なんです!ただ体で動くのは初めてなので、撮影の際にポージングなどの監修に来ていた元日本チャンピオンに褒めていただけて嬉しかったです。僕が演じるハルは、閉鎖的で素直でなく斜に構えた性格だけど、17歳の等身大の部分もあり、多面性のあるキャラクター。僕自身も理屈っぽく現実的に物事を見る部分があるので、近いかもしれません。ボイストレーニングもスタートしているのですが、普段の歌とはのどの使い方や表現の仕方も違うので、終わったあとでHey! Say! JUMPの活動にも活かせるのではないかと思っています。
演出の栗山民也さんとは初めてご一緒させていただくのですが、数々の作品を手掛けている方なので光栄です。僕自身は栗山さんが演出された「デスノート THE MUSICAL」を拝見したのですが、あのような原作を題材にし、素晴らしいミュージカルを創られていて衝撃を受けました。今回のミュージカルはオリジナル作品ですが、僕が読んでいる台本が栗山さんの手によってどのような作品として生み出されるのか!? 今から楽しみです。平成最後に上演するミュージカル「ハル」に、“Hey! Say!”の名を持つグループのメンバー薮宏太として作品に関われるのが嬉しいです。観てよかったと思っていただける作品になるように、全力でぶつかりたいです。

■栗山民也のコメント
関西テレビのプロデューサーから、連絡があった。全くゼロからの創作ミュージカルを創りたいということだったので、ワクワクする心持ちで引き受けることにした。海外で成功した翻訳物の日本上演が多いなか、オリジナルを立ち上げるには十分な覚悟と相当な情熱がいる。だがその困難を承知の上で、火の中へ飛び込んでいくような危うさと、まさに今の時代を描かねばという欲望は、それに勝る魅力がある。主題は、大げさに言って「命のリレー」。小さな地方都市を舞台に、点から線へ、そして風景が面になって見えてくる様に、現在のリアルな日本が映し出されてくれれば、いい。悲しくて、ちょっと怖くて、どこか妙に愉快な空気が流れる物語になればと思う。一度壊れてしまった人間が再び生かされていくことの奇跡を、稽古の中でじっと見つめていくことになるだろう。