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【忘年会】音痴がカラオケで歌うべき曲はコレ!? 「カラオケ音痴克服レッスン」運営者に話を聞いた

2018年12月14日 07:11  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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ボーカルスクールを運営するエートゥーナンバーレコードは、忘年会向け「カラオケ音痴克服レッスン」を今年12月から開始した。

この時期、歌が苦手なのに忘年会などで歌わざるを得ない、という人もいるだろう。そこで、同社開校のカラオケ大学で、カラオケの苦手意識や音痴嬌声のプレイベートレッスンを行う。期間は14日間の短期集中コースで、期間中に1回1時間のレッスンを4回受ける。レッスンは対面だけでなく、ネット上でも受けることができるので、忙しい人にもいいだろう。価格は3万2000円(税別)となっている。

スクールを運営する同社の田中直人代表は「現在20~50代の男女、20人程度の方が参加しています。特に入社したてでカラオケ接待をしたことがない20代前半と、音痴だとずっと諦めていた40~50代の方が多いですね」と話す。

選曲は「誰と一緒の忘年会なのか」でも変わってくる

歌いたくない人にカラオケを強要することを最近は「カラハラ」と呼ぶが、田中代表は「参加者の中には、カラハラのせいで体調不良になってしまったという人も少なくありません」と語る。基本的に歌の教室のレッスンは楽しく行われるものだが、カラハラでトラウマを植え付けられ、暗い気持ちを抱えて初回レッスンを受ける人もいるようだ。

レッスン内容はカラオケに対する恐怖心の克服や、忘年会で盛り上がる曲選びから始まる。他にも、発声練習、音痴克服特訓、歌上手に聞こえる裏技、マイクの持ち方、高得点を狙うテクニックなどが教えられる。

「ブレスや呼吸法など基本的なボイトレは行いますが、目的は『カラオケ克服』。人にもよりますが大体3曲程度を選曲し、問題なく歌えるようにレッスンします。ピアノ伴奏で練習をすると本人の音感や声量が上がっていくんですよ」

また、忘年会対策には曲選びが重要だといい、「飲み会に参加するのは20代が多いのか、上司もいるのか等、誰が一緒かによっても変わります。その年代層が知っている曲を選ぶのがポイントですね」と話す。

「例えば50代の上司と行くのであれば松田聖子、中森明菜、中島みゆき、SMAP、サザンオールスターズあたりでしょうか。逆に女性であればAKB48を歌うのもいいかと思います。本人映像やPVが流れるものであれば、聞いている側も飽きません」

レッスン後には「今から一人でもカラオケに行きたくなった」という人も

選曲時のポイントとしては「音域が狭い曲」を選ぶことも重要だという。具体的には『HELLO』(福山雅治)、『白い雲のように』(猿岩石)、『あなたにサラダ』(DREAMS COME TRUE)などで、「きゃりーぱみゅぱみゅの曲もおすすめです」と話す。

「よく選ばれるのは『ハナミズキ』(一青窈)、『残酷な天使のテーゼ』(高橋洋子)、福山雅治楽曲などです。流行曲が多い印象があります」

レッスンではカラオケの採点機能も使用する。1レッスンを終えるごとに10点ずつ上がっていく人もいるという。「最初は苦手意識を持っていても、レッスン後には『今から一人でもカラオケに行きたくなった』という人もいます」というほど、成果が実感できるようだ。

「自信が付くと、やはりカラオケは楽しくなります。一般の方は普段から高音や低音を出しません。練習するほど声帯周辺の筋肉が鍛えられ、上手くなっていくんです。使わなければ衰えるばかりですからね。レッスン後、家で口ずさむだけでもカラオケスキルは上がっていきます」

生徒からは「音痴なのでカラオケを楽しむことは無理だと諦めていたけど、カラオケが好きになった」など喜びの声も多く上がっている。田中さんは「歌が苦手だという人をゼロにするのが目標。今後も1人でも苦手意識を持つ人が減るようなレッスンを行っていきたいです」と語った。