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マカオGPで大クラッシュのソフィア・フローシュ、2019年のFヨーロピアン・マスターズ参戦を表明

2018年12月13日 20:11  AUTOSPORT web

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マカオグランプリで大クラッシュを喫し脊椎骨折の負傷を追いながらも、来季に向けてレース復帰を目指すソフィア・フローシュ
11月15~18日にマカオのギア・サーキットで行われた第65回マカオグランプリのFIA F3ワールドカップに参戦し、決勝レースで大きなクラッシュを喫した女性ドライバーのソフィア・フローシュが、2019年にFIAヨーロピアンF3から名称が変わるフォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズ(FEM)への参戦の意思を示した。

 これはフォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズの主催者が発表したもの。フローシュは2018年、学業のためにシーズン後半からの参戦となったが、そのときと同様、ファン・アメルスフールト・レーシング(VAR)からの参戦となるという。

「フォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズは、私にとって完璧なレースシリーズだと確信しているの。クルマは素晴らしいし、若いドライバーが多くのことを学ぶ機会がある。これは歴史的にも証明されているしね」とフローシュは語る。

「DTMと行うレースの環境も素晴らしいし、チームと一緒にまた戦えるのもとても嬉しい。2018年はF3の経験がまったくなかったので大変だったけれど、彼らは私にたくさんのことを教えてくれた」

 ただ18歳のフローシュは、マカオGPの4周目に起きたクラッシュにより、リスボア・ベンドで坪井翔のマシンと接触した後、アウト側のフォトグラファースタンドに激しく叩き付けられ、脊椎骨折の重傷を負い現在リハビリ中だ。

「初めて事故の映像を観たときは、なんだか現実のようには感じられなかった」とフローシュは振り返っている。

「でも、ダラーラがとても安全なマシンであることに感謝しているの。私はもうちょっとずつゆるやかなトレーニングを始めていて、春にはレーシングカーのコクピットに戻れることを願っている」

「もし私のリハビリが予定どおりにいって、余裕をもって5月の開幕に臨むことができたら、定期的にトップ5に入り、いつでも勝利を狙うようにするのが私の目標になる」

 来季もフローシュを起用することになったチーム代表のフリッツ・ファン・アメルスフールトは「2018年はシーズン途中からだったにも関わらず、彼女は本当に良い仕事をしたと思う」と語っている。

「彼女はまたフォーミュラ・ヨーロピアン・マスターズで学ぶことができる。しかも彼女は経験を活かして、トップ10のなかで定期的に争うことができると思っている」

「ソフィアがレースを続けられることを嬉しく思っているよ。彼女が回復したらすぐに、我々は彼女のためにマシンを準備するつもりだ」