ファッションECサイト「ファーフェッチ(Farfetch)」が、12月12日にプレミアムスニーカーとストリートウェアの委託販売店「スタジアム グッズ(Stadium Goods)」を2億5,000万ドル(日本円で約283億7,000万円)で買収すると発表した。慣習的な買収条件を満たした後、2019年の第1四半期内に完了する見通しだ。
スタジアム グッズはジョン・マクフェターズとジェッド・スティラーによって2015年に設立。今年4月にファーフェッチに出店してから売り上げを伸ばしているという。
買収後、スタジアム グッズの商品はファーフェッチを通じてアメリカ合衆国を含む全ての展開エリアから購入できるようになる。なお、スタジアム グッズの経営陣に変更はないという。ファーフェッチは同社を買収することで、700億ドル(日本円で約7兆9,4000億円)の価値があるといわれているプレミアムスポーツウェア市場への進出を図る。
ファーフェッチのジョゼ・ネヴェスCEO兼共同会長は「ファーフェッチはテクノロジー、物流やデータの専門性を活かして、スタジアム グッズを世界各地のスニーカーヘッズにも知られるような企業に築き上げる手助けができる自信がある。スタジアム グッズのブランドや商品、そしてラグジュアリーストリートウェアに対する情熱や知識を持ったチームが加わることは、ファーフェッチにとって有益である」とコメントをしている。