映画『空母いぶき』の追加キャストが発表された。
2019年に公開される同作は、かわぐちかいじの同名漫画を実写化したもの。国籍不明の船団による突然の発砲や日本領土の占拠といった未知の事態に、航空機搭載護衛艦「いぶき」を中心とした護衛群艦隊が立ち向かうというあらすじだ。空母いぶき艦長・秋津竜太役に西島秀俊、空母いぶき副長・新波歳也役に佐々木蔵之介がキャスティング。監督を若松節朗、脚本を伊藤和典と長谷川康夫が務めた。
今回出演が明らかになったのは、本田翼、斉藤由貴、片桐仁、土村芳、中井貴一、深川麻衣、小倉久寛ら。それぞれ映画オリジナルの登場人物となる。
本田翼は空母いぶきに乗り込む唯一の女性でネットニュースの記者・本多裕子役、斉藤由貴は裕子の上司・晒谷桂子役、片桐仁は裕子の先輩ディレクター藤堂一馬役、土村芳はアシスタントの吉岡真奈役、中井貴一はコンビニ店長の中野啓一役、深川麻衣はアルバイト店員の森山しおり役、小倉久寛は裕子と共に空母いぶきに乗艦する大手新聞のベテラン記者・田中俊一役を演じる。
本田は「ジャーナリストとしてどんな行動をとって、どんな決断をするのか、一つ一つ考えながら真摯に向き合い丁寧に演じることを心がけました」、斉藤は「デビュー当時からお世話になった若松監督やスタッフの方々とお仕事を久しぶりにご一緒出来たことが、とっても良い思い出でした」、片桐は「斉藤由貴さんとおにぎりを取り合ったのはいい思い出です」とそれぞれコメント。
また土村は「私は主に斉藤由貴さん・片桐仁さんとの共演だったのですが、お二人は以前から憧れていた方だったので、演技している間ずっと喜びを噛みしめていました」、深川は「この作品から投げかけられるたくさんのメッセージに、今の日常に当たり前な事などないのだと、物の見方を改めて考えさせていただくきっかけとなりました」、小倉は「この映画、たくさんの方に見ていただきたいです。そして、世界から戦争がなくなりますように」と述べている。
■本田翼のコメント
今回「いぶき」に乗り込むネットニュースの新米記者で、原作にはない映画オリジナルの役を演じさせていただきました。彼女は決して心が強いわけではなく、ごく普通の女性なんですが、突然“戦闘”という現場を目の当たりにすることになり、そこでジャーナリストとしてどんな行動をとって、どんな決断をするのか、一つ一つ考えながら真摯に向き合い丁寧に演じることを心がけました。
私と同様に戦争を知らない世代の方々が、少しでも平和を考えるきっかけとなる作品となればと思います。
■斉藤由貴のコメント
このような、「スペクタクル映画」に出演させて頂くのは私はなかなかないことでしたので、参加させていただきとても光栄です。とは言っても私はいぶきの状況をネットニュースで配信する、という、いぶきの現場からは少し離れたところに存在する役柄でしたので、撮影中は、いぶきはどんななのかな?と空想、想像しながら、その「規模感」に対する畏怖や感動をどのようにしたら表現できるかな、と考えて演じていました。
個人的には、デビュー当時からお世話になった若松監督やスタッフの方々とお仕事を久しぶりにご一緒出来たことが、とっても良い思い出でした。人生早いです。
■小倉久寛のコメント
この映画の登場人物は、日本の国、国民の為に命をかけて戦います。
戦争のない日本は、只そこにあったのでは無く、命をかけて守られていたのだという事をこの作品で気付かされました。
この映画、たくさんの方に見ていただきたいです。そして、世界から戦争がなくなりますように。
■片桐仁のコメント
殺伐とした、戦闘行為の向こう側、東京でネット新聞編集長の斉藤由貴さんと、のんきな日常を演じました。
短い撮影期間でしたが、楽しく演じさせていただきました。
斉藤由貴さんとおにぎりを取り合ったのはいい思い出です。
■深川麻衣のコメント
この作品から投げかけられるたくさんのメッセージに、今の日常に当たり前な事などないのだと、物の見方を改めて考えさせていただくきっかけとなりました。このような素敵な作品に、物語の一員として参加させていただけた事を、とても幸せに思います。
■土村芳のコメント
私は主に斉藤由貴さん・片桐仁さんとの共演だったのですが、お二人は以前から憧れていた方だったので、演技している間ずっと喜びを噛みしめていました。この作品は何が正しいのか、いま自分はどうすべきなのかを考えさせられる映画だと思うので、観終わった後ぜひ自分の中で感じて、考えて、ゆっくり咀嚼して頂ければと思います。