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クビカ、ウイリアムズF1の2018年型マシンが持つ欠点を指摘していた。「チームはドライバーの声に耳を傾けるべきだった」

2018年12月12日 14:11  AUTOSPORT web

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クビカは自身の役割は、教師役になることではないと考えている
ロバート・クビカは、ウイリアムズの2018年型マシン『FW41』の弱点が現れ始めたシーズン序盤の早い段階で、チームはドライバーのフィードバックをもっと重要視すべきだったと考えている。

 2018年、ウイリアムズはこれまでの中でも最悪のシーズンとなる1年を過ごした。マシンには根本的な欠陥があり、パフォーマンスは散々なものだった。

 クビカは2018年のウイリアムズの開発ドライバーとして、当初からFW41の空力を中心とした重大な問題に気づいていたという。

「シミュレーターや様々な部門のデータから、僕たちのマシンは優れていると本当に思っていた」とクビカはAuto Motor und Sportに語った。

「彼らはドライバーの言うことに耳を傾け、迅速に対処すべきだったかもしれない」

「僕がマシンを作っているわけではないけれど、時としてドライバーは世界最高のエンジニアよりも早く問題に気づくことがある」

「シーズン序盤には、相関関係の問題がまだあった。最終的には計算と現実の狂いがマシンについての判断ミスにつながった」

「それでも、シーズン後半では特にシミュレーター作業に良い進展があった」

 クビカのコメントは、ウイリアムズのエンジニアたちが、クビカやランス・ストロール、セルゲイ・シロトキンらが主張したFW41の問題を認めていなかった可能性があることを示唆している。

 ウイリアムズの2018年シーズンは、波乱の幕開けだった。チーフエンジニアのエド・ウッドがチームを離脱し、その直後に空力部門責任者のディルク・デ・ビアがその役目を引き継ぐことになった。

 それ以降、ウイリアムズにとってはダメージを最小限に抑えることが全てだった。

「僕たちはマシンを改善したが、開発作業の途中で、ラップタイムには関係のない弱点を発見した」とクビカは話した。

「他のチームは開発を継続しているというのに、僕たちの状況では、差を縮めるのがとても難しい」

「シーズン開幕の時点では、ザウバーは僕たちの後ろにいたのに、彼らは信じられないようなペースで開発を行って、最終的には中団グループに入った」

 34歳のクビカは、2019年にフルタイムのドライバーとして戦列に復帰する。今のクビカの願いは、ウイリアムズがミスから学ぶことだ。

「ウイリアムズにとって厳しいシーズンだったが、重要なシーズンでもあった。ミスについて理解したので、今後はそこから学んで繰り返さないようにしなければならない」

「同じことが再び起きないように、2019年に向けた開発に尽力する必要がある」