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世界初、ボンネット透視技術搭載の2代目『レンジローバー・イヴォーク』を初公開

2018年12月11日 16:21  AUTOSPORT web

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車体構造を一新すると同時に、現行最新モデルを象徴するデザイン言語を採用した2代目『レンジローバー・イヴォーク』
ジャガー・ランドローバーは、11月22日にイギリス・ロンドンのイーストエンド地区で2代目となる『レンジローバー・イヴォーク』をワールドプレミアした。車体構造を一新すると同時に、現行最新モデルを象徴するデザイン言語を採用し、さらに世界初の機能となるボンネット透視技術を用いてフロント下180度の視角を確保する“クリアサイト・グラウンドビュー”などの最新技術を搭載するなど、大きな進化を果たしている。

 革新的なデザインで世界に衝撃を与えた初代の登場から、これまで累計で77万台以上を販売する大ヒットモデルに成長した『レンジローバー・イヴォーク』が2代目へと刷新。

 特徴的なクーペスタイルのシルエットをより洗練させるとともに、超薄型マトリックスLEDヘッドライトやリヤランプのグラフィックなど最新世代のデザイン言語を用いるとともに、格納式のフラッシュ・ドアハンドルを採用するなど、先にデビューした『レンジローバー・ヴェラール』にも通じる世界観でまとめられた。

 全長は4.37mで先代とほぼ同等ながらも、ランドローバーの新型プレミアム・トランスバース・アーキテクチャーを採用し、車内空間を広げることに成功。また、ホイールベースを延長しリアシート・スペースを20mm伸ばした上、小物などの収納スペースも充実させている。

 その広くなったグローブボックスやセンターコンソールボックスには、タブレットやハンドバッグ、ペットボトルなどを収納でき、ラゲッジスペースは10%増の591リットルに。折り畳んだベビーカーやゴルフセットの出し入れも可能なほか、40:20:40の分割可倒式リアシートを倒せば1383リットルの広大なラゲッジが出現する。

 そのインテリア空間は、すっきりとしたサーフェスやシンプルなラインを組み合わせた精巧なデザインとなっており、その素材にも従来のレザーに加えてウール混紡やダイナミカ・スエードクロス、ユーカリ・テキスタイル、ウルトラファブリクスといった新素材をオプションを設定している。

 また高速化した最新ソフトウエア搭載のデュアルタッチスクリーン・インフォテインメント・システム“Touch Pro Duo”をはじめ、Apple CarPlayやAndroid Autoにも対応しスマートフォンとシームレスに接続するなど直感的な操作が可能に。

 人工知能(AI)アルゴリズムを駆使してドライバーの好みや行動パターンを学習し、ドライバーをサポートする「スマート・セッティング」をランドローバーとして初めて採用し、電動16ウェイのシートポジション、オーディオ、イオン空気清浄テクノロジーを備えた空調の温度設定だけでなく、ステアリングコラムの設定も制御することが可能となっている。

 さらに注目の新機能として、車両前方下部に設置したカメラで路面を撮影し、その映像をタッチスクリーン上に映し出すことで、まるでボンネットがないかのようにフロント下180°の視角を確保する“クリアサイト・グラウンドビュー”を世界で初めて搭載。

 市街地での難しい駐車スペースや段差のある中央分離帯、オフロードなど障害のある路面を走行するときに有効なだけでなく、安全性向上にも寄与している。

 またパワートレインにも高効率な4気筒INGENIUM(インジニム)ディーゼルとガソリン、そしてランドローバー初となるマイルド・ハイブリッド・エンジン(MHEV)をラインアップ。さらに約1年後には、プラグイン・ハイブリッド(PHEV)モデルも追加予定となっている。

 もちろん、ランドローバー・ファミリーとしての悪路走破性能にも抜かりはなく、第二世代のアクティブ・ドライブライン、アダプティブ・ダイナミクス、そしてテレイン・レスポンス2などの電子制御エイドが統合され、マクファーソン・ハイドロブッシュ・フロント・サスペンションとインテグラルリンク・サスペンションの組み合わせで、どんな状況でも静かで安定した走りを可能にし、走行可能な渡河水深も先代の500mmから600mmに向上させている。

 イギリス本国では発表同日から受注が開始されており、日本市場への導入は2019年後半が見込まれている。

Land Roverウェブサイト:http://www.landrover.co.jp
ランドローバーコール(フリーダイヤル):0120-18-5568