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『神酒クリニックで乾杯を』に松本まりか、栁俊太郎ら&主題歌はアジカン

2018年12月10日 19:11  CINRA.NET

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松本まりか演じる夕月ゆかり ©「神酒クリニックで乾杯を」製作委員会2019
1月からテレビ東京でほか放送されるドラマ『神酒クリニックで乾杯を』の追加キャストが発表。あわせて主題歌にASIAN KUNG-FU GENERATIONの新曲“ホームタウン”が起用されることがわかった。

知念実希人の同名小説シリーズをもとにした同作は、「どんな要望でも、患者の依頼を叶えること」を信念としたVIP専門の医院「神酒クリニック」を舞台に、生真面目な若手外科医・九十九勝己がクリニックの名医たちに振り回されながら患者のために奔走する様を描く作品。医療事故で患者を死なせてしまい働き場所を失ったことから神酒クリニックに勤務することになった九十九役を三浦貴大、圧倒的な腕を持つ外科医でクリニックの院長・神酒章一郎役を安藤政信、神酒クリニックの看護師・一ノ瀬真美役を山下美月(乃木坂46)が演じる。

今回出演が発表されたのは、神酒クリニックの産婦人科医、小児科医として働く夕月ゆかり役の松本まりか、超人的な記憶力と知性を持つ内科医・黒宮智人役の栁俊太郎、人の心を読むことができる精神科医・天久翼役の板垣李光人、九十九に神酒クリニックを紹介した四葉大学病院の教授で医師の三森大樹役の竹中直人、九十九の先輩で九十九がかつて淡い恋心を抱いていた四葉大学病院の外科医・新庄雪子役の臼田あさ美。

松本は「テレ東・BSテレ東のドラマだからこそできるチャレンジや冒険、自由さを存分に楽しみたいなって思っています。クリニックメンバーの紡ぎ出す“未完成の空気感”、他では味わえない“脱力系ジワジワ感”を楽しんでいただけたら嬉しいです」、栁俊太郎は「僕らの一人一人の個性の可愛さだったり、会話のリズム、次に何が起こるかわからないスリル満点なストーリーを楽しんで頂ければと思います」とそれぞれコメント。

また板垣は「16歳の僕が32歳をどう演じるのか、そして医者である我々がそれぞれの個性を活かして事件を解決してゆく姿、原作を読んだことのある方もそうでない方も絶対に楽しんでいただけると思います」、竹中は「がむばります!やさしいお気持ちを胸に見てくださいマショ」、臼田は「初めて共演する方も多いですが、三浦くんとはがっつりお芝居したことがあるので、安心しています。とはいえ、久しぶりなので楽しみです」と述べている。

“ホームタウン”は、12月5日にリリースされたASIAN KUNG-FU GENERATIONのニューアルバム『ホームタウン』に収録。後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)は「主題歌に選んでいただいて幸いです。ドラマも主題歌も大ヒットを祈願しております」とコメントを寄せている。

■松本まりかのコメント
常に意欲的で型破りな連ドラを作り続けているテレ東・BSテレ東のドラマにこんなにも早く参加させて頂けるとは。
私が演じるゆかりは、全面に色気を漂わせ、“存在自体フェロモン”という、今までにない癖の強さ。あらゆるハードルが私にのしかかってきています。おそらく私が演じるにあたって見た目も言動も突っ込みどころ満載かと思いますが、まずは見えるところからわかりやすく頑張っていこうと思います(笑)さらに、ゆかりは自由度が高く、アドリブも求められる。
回を重ねるごとに全然違う顔をみせるかもしれない。何が起きるかどうなっていくのか私自身もわからない。そんな危なっかしくも未知数な謎多きゆかりに対し、プロデューサーさんからの「ゆかりは何してもいいですよ」という光栄ですがプレッシャーでしかない爆弾発言に戦々恐々としながらも、一緒に笑いながらアイディアを出し合い作っていける神酒クリニックは、去年とは一味違った刺激的で過酷な冬になりそうです。
主演のお二人、三浦貴大さんとは10年ぶりの共演ですが10年前から九十九勝己だったんじゃないかと思うほどそのもので。安藤政信さんとは直前までパートナー役、今回もある意味パートナーで半年間バディを組むことになります。でも作品が違うからもちろんお互い別人で、その別人具合に笑っちゃうし笑われる。そんな多少の戸惑いと妙な安心感がまた面白い関係性を生み出していけるのではないかと思っています。数日撮影しましたが、他のクリニックメンバーも超個性的でピッタリ。これから演じていく中で、ゆかりを、クリニックメンバーをもっと知りたいし、彼らの面白さと遊んでいきたい。テレ東・BSテレ東のドラマだからこそできるチャレンジや冒険、自由さを存分に楽しみたいなって思っています。クリニックメンバーの紡ぎ出す“未完成の空気感”、他では味わえない“脱力系ジワジワ感”を楽しんでいただけたら嬉しいです。

■栁俊太郎のコメント
原作を読んで、すごいスリル満点なストーリーで、ドラマになったら次々と観たくなるリズミカルな作品になると思いました。黒宮という役については、やりがいがあるなと思いました。
セリフは決して最初は多いほうではないのですが、目線だったり、呼吸とかで感情を表現しないといけないので、難しいのですが、非常に楽しみな役だなと感じています。
神酒クリニックの皆さんは、個性的ではみ出し者ばっかりで、ちょっと普通の人とは違う次元で分かりあっていて、そこが魅力と思っています。さらに、九十九さんが全部リアクションしてくれているので、なんか非常に魅力的なチームワークの強い仲間だなと思います。
僕らの一人一人の個性の可愛さだったり、会話のリズム、次に何が起こるかわからないスリル満点なストーリーを楽しんで頂ければと思います。

■板垣李光人のコメント
今回出演させていただくにあたり、はじめての医者、そして32歳の役を演じるということでとてもワクワクしています。
出演者の方々もすごく個性豊かで、本読み・リハを行ったとき、ただの会議室だった場所が、たしかに神酒クリニックになったようで胸の高鳴りを覚えました。
16歳の僕が32歳をどう演じるのか、そして医者である我々がそれぞれの個性を活かして事件を解決してゆく姿、原作を読んだことのある方もそうでない方も絶対に楽しんでいただけると思います。

■竹中直人のコメント
共演者の安藤政信くんとは本当に親友で絡みがいっぱいあったら嬉しいな…ととてもとても嬉しかったです。三浦さんも臼田さんも素晴らしい俳優なので緊張しています。
まだ自分の中でも三森は得体の知れない男なので得体の知れないまま長崎監督の眼差しに従いふわっとゆるく現場にのぞみたいと思っています。がむばります!やさしいお気持ちを胸に見てくださいマショ。

■臼田あさ美のコメント
久しぶりの連ドラになるので、正直ドギマギしています。最後まで集中して丁寧に演じたいです。
初めて共演する方も多いですが、三浦くんとはがっつりお芝居したことがあるので、安心しています。とはいえ、久しぶりなので楽しみです。
回を重ねるごとに、より濃くなっていく物語を私自身楽しみにしています。ぜひ、ご覧ください!

■後藤正文(ASIAN KUNG-FU GENERATION)のコメント
主題歌に選んでいただいて幸いです。
ドラマも主題歌も大ヒットを祈願しております。

■倉地雄大(テレビ東京制作局ドラマ制作部)プロデューサーのコメント
・レギュラーキャストについて
原作を読んで何よりも強く惹きつけられたのは、一癖も二癖もある個性豊かな登場人物たちでした。この人たちが好きでドラマを楽しみにしてもらえるようにしたい!何より神酒クリニックメンバー6人と三森教授、雪子さんのキャスティングには徹底的にこだわりました。
まず、ゆかり役の松本まりかさん。脚本家や監督たちと手探りで進めていくかなり初期の段階から、僕が“ゆかり”を説明する際に、僕のイメージを伝える言葉は「松本まりか」でした。知念先生が描いたゆかりは、外見は言わずもがなですが、内面から滲み出る余裕と妖艶さ、芯の強さを併せ持つ謎めいた女医でした。松本さんは、何作も続けて強烈な役をものにしており、その技量は圧倒的です。今回演じていただくゆかりは、“大人の女性”が故に色々な顔を持ち、自由で、松本さんの色々な芝居・色々な表情が見える面白い役になっています。艶やかなのはもちろんですが、あざと可愛いだけでない新しい“松本まりか”が見える夕月ゆかり、ぜひご期待ください!
続いては、黒宮役の栁俊太郎さん。実は松本さん同様で、原作の黒宮を当初から栁さんで読んでいました。ここまでイメージ通りにキャスティングがバチっと決まることが珍しく、僕も驚いているくらいです(笑)。この黒宮という役は、セリフがほとんどありません。コミュ障なので。でも栁さんが演じると不思議なもので、リアクション・息遣い・動き・所作etc.で黒宮をとてもかわいく、愛らしく見せるんです。自信を持って言えます、めちゃめちゃ愛らしい栁さん演じる黒宮、必見です!
そして、天久翼。1番時間をかけて選びました。原作の「少年のような外見で小柄。でも30歳を超えていて、人の心を見透かす毒舌」という要素を、どうやって映像にしようかと悩みました。年齢層も10~30代と幅広く、約2か月半かけてオーディションを重ね、そして辿り着いたのが、期待の大型新人・板垣李光人さん。初めてお会いした際には、こんな美しい少年がいるのだろうかと見惚れてしまったくらいです。16歳の板垣くんですが、不思議と年相応の少年にも、30代にも見える瞬間があるんです。彼が持つミステリアスな美しさは、まさに天久に1番必要な要素でした。
九十九の先輩・雪子役の臼田あさ美さんとは、これでご一緒するのは3回目です。ふと振り返ってみると、「暴力団組長の娘」や「何十億円を動くかす裏社会の住人」という何故か一風変わった役で臼田さんにご相談してしまうのですが、いつも笑顔で楽しんでご出演いただける(と信じています!笑)素敵な女優さんです。今回も、実は最も重要で、難しい役に挑戦していただいています。
竹中直人さんは、竹中直人節を存分に発揮していただくような、半ば当て書きの台本をご用意させて頂き、アドリブ満載で撮影させて頂いています。旧知の仲の安藤さん演じる神酒とのシーンは、NGカットが大爆笑だったので、ドラマとともにぜひNG集を楽しんでもらえる場を作れたらなと勝手に思っています(笑)。豪華なメンバーと共にお送りする“神酒クリニックで乾杯を”、実はまだまだ驚きの人が何人も出てきます!その話はまた次回ですが、エッジの効いた新しいドラマになること間違いなしです!ぜひ放送をお楽しみに!
・主題歌について
僕が『ASIAN KUNG-FU GENERATION』を知ってから早14年半が経ちました。当時、学生だった僕は、登下校時にMDに録音した『君の街まで』や『ループ&ループ』、『アンダースタンド』、『リライト』、『Re:Re:』等を聞いていました。それから歳月が経ち、アジカンの曲を聞きながら青春していた自分が、このようにご一緒にお仕事をさせて頂ける日がやってくるとは…と、素直に感激しています。
この「ホームタウン」を聴いたとき、タイトルや歌詞の中に、表社会では生きていけない“神酒クリニック”のメンバーが確かに存在しているなぁと感じました。居場所を失くした主人公・九十九の心情が歌詞と非常にリンクしていますし、そんな九十九が居場所「ホームタウン」を見つけることがこのドラマの軸となっています。他にも普通の病院では勤務できないほど癖の強いクリニックメンバーにとって、神酒クリニックが「ホームタウン」ですし、曲全体から伝わる“アジカンっぽさ”から感じるワクワク感こそ、このドラマで伝えたい大きな要素だと思っています。先日、ドラマの予告を作ったのですが、「ホームタウン」に乗った予告、最高です!早く皆さんに届けたいです!