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二輪・四輪で“ホンダの年”となった2018年を締めくくり。ホンダサンクスデーに2万4500人来場

2018年12月09日 19:21  AUTOSPORT web

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2018年12月9日にツインリンクもてぎで開催されたホンダ・レーシング・サンクスデー2018
12月9日、栃木県のツインリンクもてぎでホンダ・レーシング・サンクスデー2018が開催され、2018年シーズンを戦ったホンダ陣営のドライバーやライダー、チーム監督などが集結。大勢のファンを前に、二輪・四輪でシリーズチャンピオンを獲得し、“ホンダの年”となった2018年シーズンを締めくくった。

 四輪ではF1をはじめ、スーパーGTや全日本スーパーフォーミュラ選手権、二輪ではMotoGPや世界耐久選手権(EWC)、トライアル世界選手権などに参戦するマシンやドライバーたちが集結し、デモンストレーションランやトークショー、エキシビションレースなどを行うホンダサンクスデー。激闘のシーズンを締めくくるべく、例年、多くのファンが足を運ぶイベントだ。

 2018年のホンダサンクスデーには、トロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーやフランツ・トスト代表のほか、インディカーを戦う佐藤琢磨、スーパーGTを戦う山本尚貴やジェンソン・バトンといったドライバー、MotoGPを戦ったダニ・ペドロサ、中上貴晶といったライダーが集まった。

 当日は早朝のイベントにスケジュール変更があったものの、天候に恵まれたこともあり、朝から多くのファンが来場。ホンダN-ONEやホンダのスーパーカブによるエキシビションレースや、サーキットサファリ、トークショーなどを楽しんだ。

 イベント中盤には全ドライバーが集結してのセレモニーも実施。ホンダの八郷隆弘社長は「ホンダはこれからもすべてのモータースポーツで勝ちにこだわり、全力を挙げてチャレンジしていきます」とコメントすると、四輪ドライバーを代表してコメントした山本も「今年はホンダの年にできたなと思っています。来年も今年以上の成績を残せるように全力を尽くしたいと思っています」と2019年への意気込みを語っている。

■イベント後半はデモランラッシュ。ガスリー&琢磨はGT500初体験、ダニ・ペドロサはホンダラストラン
 セレモニーを終えると、2018年限りでその役目を終えるスーパーフォーミュラのSF14によるラストデモレースのほか、スーパーGT500を戦ったホンダNSX-GT、MotoGPマシンの市販車仕様、ホンダRC213V-Sなどによる走行、ホンダF1の歴史をふり返る『Story of Honda F1』、2018年限りでMotoGP現役生活に幕を下ろすペドロサのラストランなど、走行イベントが目白押しとなった。

 なかでも、『Story of Honda F1』では、ホンダRA301をジェンソン・バトンが、マクラーレン・ホンダMP4/6を佐藤琢磨がドライブ。BARホンダ時代の元チームメイト同士が同時にコースインしたほか、ガスリーが2018年のF1を戦ったトロロッソ・ホンダSTR13を走らせ、ホンダサンクスデーでは実に10年ぶりとなる現役ドライバー&現役マシンによる走りを披露している。

 イベントのフィナーレでは今回集まった全マシンが集結して、もてぎのスーパースピードウェイを走行。グランドスタンド前にマシンを止めると、一斉にエンジンを吹かして、寒さが厳しくなるなか、最後まで熱い声援を贈るファンにホンダサウンドの大合奏を届けた。

 この日は晴天に恵まれたものの気温6度と12月らしい寒さとなったが、2万4500人のファンが集まり、イベントを楽しんでいた。