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アリアナ・グランデ、Billboard「2018ウーマン・オブ・ザ・イヤー」受賞スピーチで涙ぐむ

2018年12月09日 18:02  Techinsight Japan

Techinsight Japan

アリアナ・グランデ、授賞式は「CHRISTIAN SIRIANO」のミニドレスで
音楽業界で目覚ましい活躍を見せた女性アーティストに贈られる『Billboard』の「ウーマン・オブ・ザ・イヤー」。2018年度はアリアナ・グランデがその栄えある賞に輝き、同授賞式が現地時間6日にニューヨークで行われた。

アリアナ・グランデは6日、トレードマークのハイポニーテールとラベンダー色の「CHRISTIAN SIRIANO(クリスチャン・シリアノ)」のミニドレスにサイハイブーツを合わせたコーディネートで「Billboard Women In Music 2018」の会場に現れた。

トレンドや業界の方向性にとらわれることなく確固とした信念を貫き、常に自分の決断に責任を持って歩んできた功績が認められ、今年『Billboard』の「2018 ウーマン・オブ・ザ・イヤー」に選ばれたアリアナ・グランデ。この日は大ヒット中の『thank u, next』をステージで熱唱、また時折涙声になりながら素晴らしい受賞スピーチを披露した。

8月にリリースされたアルバム『Sweetener』が全米アルバムチャート「Billboard 200」で1位を記録、11月にリリースされた新曲『thank u, next』は「Billboard Hot 100」で初登場1位、そのミュージックビデオもYouTubeの公開24時間で再生回数が5030万回の最多記録を樹立するなど、今年のアリアナ・グランデは目を見張る快進撃が続いた。

しかしその一方で、昨年5月に起こった英マンチェスターでの自爆テロ事件や、今年9月の薬物過剰摂取による元恋人の急死、そして10月の自身の婚約解消と、プライベートでは近年次々と辛い出来事に見舞われている。

そんなアリアナ・グランデだけに、受賞スピーチでも「キャリア面では最高に充実していたけれど、プライベートでは辛いことの連続だった」と言い、ある意味とても矛盾した1年であったことを明かした。充実したキャリアとは裏腹に「私生活はまったくダメダメで、自分が何をしているのか全然わかっていない」と自虐気味のコメントが飛び出す場面も見られたが、「これから始まる新しいチャプターを楽しみにしているの。そしていつも私を支えてくれる家族や友人に心から『ありがとう』と言いたい」と語った。

約4分半にも及んだスピーチの最後は「ずっと欲しいと夢見ていたものは、私はもうすでに持っていたことに最近気付いたわ。それは私を最高に幸せな気持ちにしてくれる、いつもそばで支えてくれる大切な人たちだってことにね」と述べ、会場にいる家族や友人を差しながら涙声でスピーチを締めくくった。

壁にぶつかるたびにその苦しい胸のうちを歌に託し、パワフルに歌い上げるアリアナ・グランデ。飾らない等身大の言葉が聴く人の共感を集めているが、彼女が多くの人に支持される本当の理由は、自身に何度も襲いかかる逆境をバネにし常に前進し続ける―その底知れぬ強さではないだろうか。

画像2枚目は『Ariana Grande 2018年12月5日付Instagram「@billboard」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)