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F1降格ペナルティ規則に変更。グリッド決定システムの問題点解決へ

2018年12月09日 09:21  AUTOSPORT web

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2018年F1ロシアGP FP1開始前にピットレーンで並ぶランド・ノリスら
2019年F1においてグリッド降格ペナルティのシステムが変更される見込みであることが分かった。

 2018年F1規則では、21戦のなかで6エレメントのうちICE(エンジン)、MGU-H、ターボチャージャーは3基に、エナジーストア、コントロールエレクトロニクス、MGU-Kは2基に制限され、それを超えるとグリッド降格ペナルティを科されることが定められていた。また、15グリッドを超える降格を受ける場合は、グリッド後方からスタートすることが求められ、複数のドライバーが同様のペナルティを受ける際には、新しいコンポーネントを早く使用した順でグリッドが決定された。

 そのため、後方グリッドスタートが決まっているドライバーは、できるだけ有利なグリッドを得るためにフリープラクティス1がスタートする15分前からピットレーンに並び、予選では最低限の走行しか行わないという事態が見られていた。

 こうした状況を見て、FIAは15グリッドを超える降格ペナルティを受けるドライバーたちのグリッド順を、予選順位に従って決定することに決めたといわれている。