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「ル・コルビュジエ」建築の原点となる作品を紹介する展覧会が国立西洋美術館で開催

2018年12月08日 09:12  Fashionsnap.com

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ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代
近代建築の巨匠ル・コルビュジエ(Le Corbusier)が1920年代に描いた絵画を中心に紹介する展覧会「ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代」が国立西洋美術館で開催される。会期は2019年2月19日から5月19日まで。

 ル・コルビュジエはスイスで活動した後、1917年にパリに出てピュリスム(純粋主義)の画家として活動しながら35歳で従兄弟のピエールと共同で建築事務所を設立。「ドミノシステム」の考案や「新しい建築の5つの要点」を提唱し、「サヴォワ邸」に代表されるような機能的な住空間をデザインした。「ピロティ」と呼ばれる柱で構成された開放的な空間や、らせん状の回廊が特徴的な「国立西洋美術館」はコルビュジエによる国内唯一の建築作品で、「ル・コルビュジエの建築作品」の一つとして2016年に世界文化遺産に登録された。
 同展は、国立西洋美術館が2019年に開館60周年を迎えることを記念して開催。ピュリスムの運動を推進した時代に焦点を当て、コルビュジエ建築の原点である絵画作品や建築模型、家具、都市計画を再現した3D模型など約100点の作品を公開する。このほか、関連資料や同時期に活躍し、コルビュジエの建築のキャリアに影響を与えたパブロ・ピカソ(Pablo Picasso)やジョルジュ・ブラック(Georges Braque)などの絵画も展示される。
■ル・コルビュジエ 絵画から建築へ―ピュリスムの時代会期:2019年2月19日(火)~5月19日(日)時間:9:30~17:30(金・土は20:00まで)会場:国立西洋美術館(東京都台東区上野公園7-7)観覧料:一般1,600円/大学生1,200円/高校生800円/中学生以下は無料電話番号:03-5777-8600公式サイト