映画『リヴァプール、最後の恋』が3月30日から東京・新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国で公開される。
イギリスの俳優ピーター・ターナーが1987年に発表した回顧録『Film Stars Don't Die in Liverpool』を映画化した同作は、1952年に『悪人と美女』で『アカデミー賞』助演女優賞に輝いたグロリア・グレアムと、駆け出しの舞台俳優ピーターの恋を描いた作品。かつての恋人グロリアが倒れたという知らせを受けたピーターが、「リヴァプールに行きたい」と懇願するグロリアをピーターの実家で療養させるが、彼女の死が近いことを悟り、不意に彼女と楽しく過ごしていた頃を思い出すというあらすじだ。
1950年代にハリウッドで活躍し、4度の結婚歴があるグロリア役に『キッズ・オールライト』『20センチュリー・ウーマン』などのアネット・ベニング、ピーター役に『リトル・ダンサー』『スノーピアサー』などのジェイミー・ベルがキャスティング。共演者にはジュリー・ウォルターズ、ヴァネッサ・レッドグレイヴが名を連ねる。メガホンを取ったのはポール・マクギガン。
今回の発表とあわせて「美しく生きた、美しく演じた。」というキャッチコピーと共にグロリアとピーターが寄り添う様子を捉えたポスタービジュアルも公開された。