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インディカー:ルーキーコンビで参戦するハーディング・スタインブレナー・レーシングがホンダエンジンにスイッチ

2018年12月07日 06:11  AUTOSPORT web

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シボレーからホンダエンジンにスイッチするハーディング・スタインブレナー・レーシング
インディカー・シリーズに参戦するハーディング・スタインブレナー・レーシングは、2019年からホンダ・エンジンを使用することを発表した。

 マイク・ハーディングがオーナーを務めるハーディング・レーシングは2017年からスポットでインディカーに参戦し、2018年からフル参戦をスタートした。

 チームのさらなる成長を目指したハーディングは、アメリカ・メジャーリーグベースボールのニューヨーク・ヤンキースで30年に渡ってオーナーを務めた“ビッグ・ボス”ジョージ・スタインブレナー3世の孫にあたるジョージ・スタインブレナー4世がオーナーを務めるスタインブレナー・レーシングと提携。2019年はハーディング・スタインブレナー・レーシングとしてインディカーに参戦する。

 ドライバーはインディカー最終戦ソノマでスポット参戦し、非凡な才能を見せた2018年インディライツ王者のパトリシオ・オワードとブライアン・ハータの息子コルトン・ハータのルーキーコンビが務める。


 これまではシボレーユーザーとして参戦してきたが、2019年はホンダエンジンにスイッチすることを6日に明らかにした。

「2017年と2018年のシボレーとの関係に非常に感謝している。しかし、レースチームとしての我々の向かう先は、ホンダと密接に関連しておりホンダとホンダ・パフォーマンス・ディベロップメントのエンジンに変更する予定だ」

「我々は、来シーズンコルトン・ハータとパトリシオ・オワードがチームに加わることをすでに発表しているおり、若い才能の成長に重点を置いている。ハーディング・スタインブレナー・レーシングとホンダが提携することは自然な流れだった」とチーム代表を務めるブライアン・バーンハートはコメント。

 カーナンバーも最終戦ソノマでスポット参戦した時と同様に、8号車がオワード、88号車をハータがドライブする。

 ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメントの代表であるアート・セント・シアーは、成長が期待できるインディカーの若手ドライバーを持つチームがホンダファミリーに加わることを歓迎している。

「将来を見据え、ドライバーの成長を信じてラインアップを決めた熱心なオーナーシップのチームが加わることに興奮しているよ。若い北米ドライバーコンビを起用するハーディング・スタインブレナー・レーシングは、我々の総合的なレース活動を強化し、未来を表してくれている。HPDファミリーは歓迎しており、一緒に仕事をすることを楽しみにしているよ」とシアー。

 共同オーナーのハーディングは、「ハーディング・レーシングにとって素晴らしいパートナーだったシボレーに感謝している。ふたりのルーキードライバーと共に2019年のインディカー・シリーズを戦う我々を、ホンダが若手に才能を成長させるチームと認識してくれていることがうれしいね」

「このシリーズの新しいオーナーとして前進し、ホンダのインディカーファミリーに加わることができて興奮しているよ。ホンダは、私が覚えている限りインディカー・シリーズにとってたくさんの意味を持っているし、名声あるホンダと一緒に2019年を戦えることがうれしいね。過去数シーズン、ホンダ・パフォーマンス・ディベロップメントは、レースで勝つ能力を示しており、我々も同じようにここで戦うよ」と期待を語っている。