東京・清澄白河の東京都現代美術館が3月下旬にリニューアルオープン。3月29日から展覧会『百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-』『MOTコレクション ただいま/はじめまして』が開催される。
1995年に開館した東京都現代美術館。開館から20年を経て、諸設備の改修と利便性の向上のため2016年から約3年間にわたって休館している。同館には現在約5200点の作品が収蔵されており、休館期間中に約300点が新たに収蔵された。
『百年の編み手たち -流動する日本の近現代美術-』は、1910年代から現在までの100年にわたる日本の美術を、編集的な視点で新旧の表現を捉えて独自の創作を展開した「編み手」である作家たちの実践として、同館のコレクションを核に再考するもの。日本の近現代美術史の重要な作品を3フロアの展示室全体を使って総覧し、新たな切り口から検証する。
また同館のコレクションを紹介する展覧会シリーズ『MOTコレクション』では、2019年度は新収蔵作品を中心に紹介。第1弾となる『MOTコレクション ただいま/はじめまして』では主に2010年代に制作された作品群に焦点を当てると共に、修復後の作品の初披露なども行なわれる。