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ボトムスの重ね履きがトレンドに "レイヤードパンツ"に注目

2018年12月06日 00:23  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「ナターシャ・ジンコ」2018-19年秋冬コレクション Image by: NATASHA ZINKO
ジャケットやアウターなど重ね着の季節が到来しているが、今年は"レイヤード風"のユニークなアイテムも広まっている。注目は「レイヤードパンツ」。思わず二度見してしまうような、遊び心を感じるデザインにフォーカスする。

 "レイヤード"は、2018-19年秋冬シーズンのキーワードの一つとして浮上した。モード界では「バレンシアガ(BALENCIAGA)」がシャツやアウターなど複数のウェアを重ね着しているように見える巨大なジャケットを発表。過度なレイヤードは、数シーズン続いているビッグシルエットのトレンドの進化系とも捉えられる。

 従来、重ねて着るのはトップスが主だが、ボトムスにも派生したのが「レイヤードパンツ」だ。火付け役となったのは、ロンドン発のブランド「ナターシャ ジンコ(NATASHA ZINKO)」。2018-19年秋冬コレクションでウエスト部分が三枚重ねになった“レイヤード風”デザインのボトムスを発表。デニムからウールのトラウザーまで様々な素材で展開し、新鮮なスタイルが注目を浴びた。9月のファッションウィークでは早速、ジェシカ・ミンコフ(Jessica Minkoff)などのエディターやファッション業界人が着用。Tバックとレイヤードさせたボトムスも発表しており、11月には歌手のジェニファー・ロペス(Jennifer Lopez)が着用して話題を集めている。
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 日本ブランドでは「ナゴンスタンス(någonstans)」が二重ウエストのパンツを発売。「ジーユー(GU)」は今冬、アウターやシャツ、ボトムスなど、様々なアイテムを何枚も重ねて着るレイヤードスタイルを提案している。
「ナゴンスタンス」2018-19年秋冬コレクションのアイテム

 続く2019年春夏シーズンに向けたコレクションでは、フランスの「バルマン(BALMAIN)」、日本の「タン(TAN)」や「フレイ(FLEI)」といったブランドがレイヤードパンツを発表した。重ねて遊ぶトレンドの流れは来年も続きそうだ。