ゴールデンボンバーの鬼龍院翔さん(34)が12月5日、自身のブログで、現在廃版になっている音源を無料配布すると発表した。
「ネットオークション等で僕の昔の音源をコピーして売ったり、もしくはそれをオマケとして付けて落札価格を上げたりするのに使っているのを見て残念な気持ちになっていました。本物の廃盤音源と言いながらおそらくコピーして作ったものも数多くあると思います」
「このファイルがこの世に出回ることが、廃盤音源の価値を無くす手助けになります」
廃版音源のコピー品に対して鬼龍院さんは、本来発生しないはずの対価がコピーし続ける人に支払われるとして「新しい音楽を売っていく僕等にとって如何なものかと思った」という。やるべきことは「廃盤音源の価値を無くすこと」と考え、廃版音源の無料配布に至った。
配布音源は2006年発売の「音楽が僕らを駄目にする」、2007年発売の「The golden J-POPS」「恋愛宗教論」の3枚。これらの音源は鬼龍院さんが事務所に入る前に作ったもので、CD、CDケースなどは全てヨドバシカメラなどで揃えたという。そのため、
「偽物を買うくらいなら自分で焼いてプリントしてください」
「このファイルがこの世に出回ることが、廃盤音源の価値を無くす手助けになります」
と呼びかけた。過去の音源公開は「恥ずかしくて躊躇っていましたが、そうも言っていられない」とコメント。当時の歌声については「今より歌声気持ち悪いよ」と謙遜していた。
コメント欄には「ありがとうございます!鬼龍院さんのそういうところが本当に大好きです」など賞賛の声が相次いだ。鬼龍院さんは音源について、「いつ消すことになるかわからない」ため、ゴールデンボンバーに少しでも興味がある人はとりあえずダウンロードするよう勧めていた。