ヨス・フェルスタッペンは、ルイス・ハミルトンが2018年のF1タイトルを獲得できたのは最高のマシンを与えられたからだと考えているが、マーティン・ブランドルは彼の主張を一蹴した。
ハミルトンは今シーズン、彼にとって5度目の世界タイトルを獲得し、偉大なるファン・マヌエル・ファンジオが初めて成し遂げた記録的な成果に並ぶことになった。
ハミルトンは50パーセント以上の勝率を誇り、2018年は11勝を挙げ、シーズン後半では最大のライバルであるセバスチャン・ベッテルを凌駕していた。
しかしながらマックス・フェルスタッペンの父親であるヨスは、ハミルトンの勝利は主に優れたマシンのおかげで、頻繁にポールポジションからレースをスタートできていたからだと考えているようだ。
「ハミルトンを見ていると、ポールポジションからスタートしてレースに優勝している。大きなリスクを負う必要がないわけだ」とヨス・フェルスタッペンは主張した。
「確かに彼は優れたドライバーであると言えるだろう。そして確かに、より優れたマシンを手にしている」
Sky F1の評論家を務めるマーティン・ブランドルは、元同僚によるあまりにも単純な見方を退け、着実な持論を展開して戒めた。
「今シーズンのルイスは素晴らしい走りを見せたし、実のところ彼は向上し続けているように見える」と、ブランドルはSkyのシーズン後のドライバーレビューに書いている。
「彼は経験、スピード、適性、勇気、技術知識、忍耐、政治のあらゆる面で他を圧倒している」
「ふさわしい男がチャンピオンシップを制覇したのだ。人々は、彼には最高のマシンがあるというが、最高のマシンはバルテリ・ボッタスにもあるし、ニコ・ロズベルグにもあった。ルイスは打ち負かすべき存在なのだ」
しかしながらハミルトン自身によると、マックス・フェルスタッペンは2019年に間違いなく強力な存在になるという。
「マックスは1年を通して素晴らしいドライビングをし、一貫性を見せていた。そして何度も僕たちと上位でバトルをした」とハミルトンは語った。
「だから彼のチームが良い仕事をして、僕たちと一層近いところで競えるような基盤を彼に提供すれば、彼はもちろん戦いに加わることになるだろう」