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『ハリー・ポッター』ルパート・グリント 「ロン役を辞めたいと思った」

2018年12月04日 14:23  Techinsight Japan

Techinsight Japan

『ハリー・ポッター』シリーズで“ロン”を演じたルパート・グリント
映画『ハリー・ポッター』シリーズで10年にわたりハリー・ポッターの親友ロンを演じたルパート・グリント(30)。子役から大人へと成長したルパートだが、長い『ハリー・ポッター』シリーズの中で「出演をやめたい」と思ったことがあったと明かした。

ルパート・グリントは2001年の『ハリー・ポッターと賢者の石』でロン役に抜擢され、10年にわたり主役を務めたダニエル・ラドクリフやエマ・ワトソンらと共演してきた。シリーズは2011年に公開された『死の秘宝 PART2』で幕を閉じている。現在、ルパートはテレビシリーズ『Snatch』や『The ABC Murders』シリーズに出演し、俳優としての活動を続けている。

そのルパートが『The Guardian』に、『ハリー・ポッター』シリーズに出演してきた思いをこのように語った。

「『ハリー・ポッター』の映画に出演できて、僕は夢の中で生きている感じだった。オーディションを受けたのは、(原作の)本が大好きだったから。でも3作目か、4作目の時に圧倒されるような責任が重くのしかかってきたんだ。だって、驚異的な人気だったからね。取材やレッドカーペットも感覚をおかしくさせたんだよ。そういう環境は苦手なんだ。」

「間違いなく、(『ハリー・ポッター』から)去ろうって思ったことがあるよ。『ハリー・ポッター』に出演することは大きな犠牲もあった。若い頃からあんなに長い間働いていたから。長い休みをもらった時に『これはかなり身を焦がすことだ。僕は本当に(『ハリー・ポッター』に)戻りたいのかな? もしかして僕にとって良いことではないのかも』って思ったんだ。ただティーンエイジャーだったってだけかもしれないけれどね。」

さらにルパートは、2011年にようやく長いシリーズを終えた時のことをこう振り返っている。

「信じられない気持ちだった。すごく奇妙な感じだったけれど、ちょうど良いタイミングだった。僕たちはみんな次に前に進む準備ができていたから。でも最後のシーンでは『これで終わりだな』と思ったら、なんだから拍子抜けした感じだったね。その時、何が起こっているのか分からなかった。少し、喪失感を味わったよ。」

そんなルパート・グリントも今年で30歳。大ヒットシリーズに出演して、素晴らしいキャリアをスタートしたルパートはいつかパパになりたいという願望があるという。「まだ30歳になったって気がしないよ。未来がどうなるかは分からない。流れに任せて、おもしろいキャラクターを演じて、どうなっていくか見るよ。近いうちに結婚して、子供ができたらいいなって思うな。もし息子ができたら『ロン』って名付けるかって? すごく良い名前だけどたぶんその名前はつけないね。1音節のファーストネームと合わせるにはグリントはちょっと厳しい苗字だから」と話している。

ハリー・ポッターの親友で仲良し3人組の1人であったロン。かなり重要な役であるため、もしルパート・グリントが辞めると言っていたら、制作側は大騒ぎとなっていたことだろう。結局最後までロンを演じきったルパート・グリント。いつか子供ができた時に一緒に『ハリー・ポッター』シリーズを見ることができたら、誇らしく感じるに違いない。
(TechinsightJapan編集部 朝倉リリー)