電動フォーミュラで争われるABBフォーミュラE選手権は第6シーズンにあたる2019/2020年に韓国・ソウル市内でシリーズ戦を開催することで、プロモーターのJSMホールディングスと合意したと明らかにした。
フォーミュラEとJSMホールディングスの契約は第6シーズンからの5年間。コースについてはWMSC世界モータースポーツ評議会や地元当局からの承認待ちだが、観光名所としても知られる光化門広場を含むような形でコースが設定される見込みだ。
11月29日にソウル市内で行われた会見に出席したフォーミュラEのアレハンドロ・アガグCEOは「フォーミュラEをソウルで開催できることをうれしく思うし、これは我々が正しい方向へ向かっているという報せでもある」と語った。
「韓国、とくにソウルという場所はE-Prix(フォーミュラEのレース)を開催する場所として理想的であり、電動レースの見本となるような大会になるだろう」
「韓国は先進技術開発でトップにつける国のひとつであり、ABBフォーミュラE選手権が掲げるビジョンやコンセプトを共有することができる」
JSMホールディングスは、ソウルでフォーミュラEを開催することで「中国や日本など、モータースポーツとクリーン技術への関心が高い国からの観光客誘致につながる」との見方を示している。
フォーミュラEでは、これまで中国・北京や香港などでシリーズ戦を開催しており、今回のソウルE-Prixはそれに続くものとなる。