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広島・尾道に複合宿泊施設が開業へ、インドの建築集団が国外プロジェクトに初参加

2018年12月03日 12:43  Fashionsnap.com

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内装イメージ Image by: ログ
ディスカバーリンクせとうちが、ビジョイ・ジェイン(Bijoy Jain)率いるインドの建築集団「スタジオ・ムンバイ・アーキテクツ(Studio Mumbai Architects)」(以下、スタジオ・ムンバイ)と協業した複合宿泊施設「ログ(LOG)」を12月7日に広島県尾道市で開業する。現在公式サイトで宿泊予約を受け付けている。

 ディスカバーリンクせとうちは2012年に設立。広島県・瀬戸内エリアの産業を様々なクリエイターとともに盛り上げることを目的としている。尾道市民270人による協力のもと、実際にデニムを穿き古すことで"リアルユーズドデニム"を生産する「尾道デニムプロジェクト」などを主導した。スタジオ・ムンバイは1995年に建築家のビジョイ・ジェインが設立。建築家と伝統的な技術を使う職人がチームとなって自然素材を採用した建築を得意としている。
 ログはJR尾道駅から徒歩15分の千光寺に近接するアパートメントを再利用して開発。延床面積は約1,180平方メートルで、3階建て複合宿泊施設となる。手漉きの和紙を床や壁、天井に貼り付けたほか漆喰を壁に使用するなど自然素材を採用。施工の材料には、敷地内に元々あった土壁や瓦などを再利用している。客室は3階に6室を用意し、全ての客室に縁側が設けられる。下層階ではダイニングやカフェ、バー、ショップ、ギャラリーなどの展開を予定。ダイニングやカフェで提供するフードは料理研究家の細川亜衣が監修し、地元で収穫された野菜などを使ったメニューを揃えるという。そのほかショップではスタジオ・ムンバイが手掛けたオリジナル家具の販売が予定されている。
■ログオープン日:2018年12月7日(金)住所:広島県尾道市東土堂11-12敷地面積:約2,640平方メートル延床面積:約1,180平方メートル構造:RC構造客室数:6室主要施設:客室、ダイニング(18席/宿泊者のみ利用)、カフェ・バー(26席)、ショップ、ギャラリー、ガーデンなど公式サイト