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F1タイトル獲得後も勝利にこだわったハミルトンは「これまでとは別人のよう」とウォルフ

2018年12月02日 12:31  AUTOSPORT web

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2018年終盤のハミルトンは、これまでとは様子が違ったとウォルフは語った
2018年に5度目の世界タイトル獲得を獲得したルイス・ハミルトンは、シーズン終盤の数戦において別人のようだったと、メルセデスF1チームのトップを務めるトト・ウォルフが語っている。

 ハミルトンはメキシコGPでタイトル獲得を決め、スケジュールにあと2戦を残すところで最大のライバルであるセバスチャン・ベッテルを打ち負かした。

 しかしながらハミルトンは、タイトル獲得後のレースで勝てないという過去の例とは対照的に、ブラジルとアブダビで力強い勝利を収めてシーズンを締めくくった。そのパフォーマンスにウォルフは強い印象を受けたという。

「彼はドライバーズタイトルを獲得した後も、力強いドライビングを見せた」とウォルフは説明した。

「彼はチームにしっかりと組み込まれ、一丸となっているように思う。そしてドライバーズタイトルだけでは不完全だと感じたのだ」

「ドライバーとしては非常に変わっている。なぜなら彼らはドライバーズタイトルによって評価されるのに、彼はそれだけでは不十分で、チームタイトルも獲得する必要があると言ったのだ」

「彼の顔を見ていると、ドライバーズタイトルよりもコンストラクターズタイトルを獲得したときの方が、より安堵し満足した様子だった」

「そしてそれこそが、最後の最後まで彼がスロットルから足を離さなかった理由なのだ。それが新しいルイスということだ」

 ハミルトンは、タイトル獲得後にパフォーマンスを落とすことを良しとしなかったのは、強力な勢いを次のシーズンまで維持するためだと語った。

「今年は僕の人生のなかでも、どこか違う場所にいるような感じだった」とハミルトンは語った。

「限界までプッシュを続けたかった。限界を押し上げ、できればシーズンを最高の調子でフィニッシュしたかった。今年強力だった基盤をそのまま維持し、来年のスタートでも、それを活かせるようにしたい」

「過去も悪かったわけじゃない。タイトルを獲得した後に優勝できなかったことは、大した問題ではなかった。でも今年このような結果になったことには、本当に満足しているよ」