トップへ

トニ・コレット、『マダムのおかしな晩餐会』で念願のパリ撮影を満喫 インタビュー映像公開

2018年12月01日 11:02  リアルサウンド

リアルサウンド

写真

 11月30日公開の映画『マダムのおかしな晩餐会』より、セレブ一家を仕切るアンを演じたトニ・コレットのインタビュー映像が公開された。


参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2018/12/post-286188.html”>動画はこちら</a>


 ハリウッド×ヨーロッパの個性派俳優が豪華共演する本作は、作家、演出家として活躍する新進気鋭のアマンダ・ステールによる監督作。マダムが開く豪華ディナーに正体を隠したメイドが出席、客の紳士が彼女にひと目惚れしたことからセレブ界に大騒動が巻き起こる。上流階級たちの豪華な暮らしとスキャンダラスなゴシップを覗きながら、階級社会や夫婦の問題にさらりと直面させる、パリを舞台にした大人のロマンティック・コメディだ。


 “優雅なマダム”を演じたコレットは、アンについて「これほど自己陶酔型の役を演じたことはない」とコメント。そしてアンが自分に正直でいて、周囲の人とも心を通わせることができるメイドのマリアのような生き方に無意識に憧れ、壊れていくように見えるのは、彼女がこれまで属してきた“奇妙な価値観を持つセレブリティの世界とその弊害である視野の狭さ”のためであり、結果自分を見失ってしまったのよ、と分析している。


 「私はいつも脚本を重視するの」と、本作に出演する理由として、ステール監督ならではの脚本を絶賛するコレット。ハーヴェイ・カイテルとの競演については「見かけは少し無愛想かもね」としながらも「とびきり優しいの」そして、「ハーヴェイは撮影や演技に入る前にイメージを膨らませて役に入る、これにより滑らかな演技が出来るの」と “伝説の俳優”と言われる彼の撮影現場での役作りの様子を明かしている。


 ロッシ・デ・パルマについては、今回の役柄でもある「マリアみたいな人」で、温かく感情豊かで楽しい人だったとその印象を語る。ほか、2人の裕福なアメリカ人がパリに引っ越してくるという普遍的なストーリーを通して、“社会的階層に捉われず、いかに自分らしく幸せに生きるか?について描かれた映画だと思う”と自身の本作に対する見解を述べ、撮影地であるパリについては「ここで仕事をすることが夢だったの」「パリ中を歩き回ったわ、街を知る一番いい方法よ。今回は長期滞在だったから別の角度から街を理解できたわ」と念願のパリで撮影を満喫できたことを語った。(リアルサウンド編集部)