企業口コミ・給与明細サイト「キャリコネ」は11月20日、「広告業界の残業が少ない企業ランキング」を発表した。
「キャリコネ」のユーザーが投稿したデータをもとに、広告業界に属する企業を残業時間(※)が短い順にランキング化した。トップ5入りした企業に寄せられた口コミもあわせて紹介する。
※本ランキングの残業時間とは、キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員が投稿した残業時間から算出したデータとなる。
1位はサイバー・コミュニケーションズ「ノー残業デーがチーム単位で設定される」
1位:サイバー・コミュニケーションズ(残業26.3時間/月)
「ノー残業デーがチーム単位に自由に設定されるようになったため、以前よりは帰宅しやすくなった印象」
(マーケティング/30代前半男性/年収600万円/2015年度)
2位:サイバーエージェント(残業37.2時間/月)
「裁量労働制のため残業代は出なかった。繁忙期が過ぎると自分自身で働き方をコントロールできる。有休は取得しやすい雰囲気だった」
(社内SE/30代後半男性/年収650万円/2014年度)
3位:オプトホールディング(残業40.8時間/月)
「ゴールデンウィークや年末年始などは1週間以上の長期休暇にするため会社全体が休みになる。みんなそのタイミングで旅行にいったり実家に帰ったりするようで非常に満喫した休暇を取れているようです。非開発部門は基本的に残業が少なくあっても毎日1時間程度。有給休暇や代休も比較的とりやすい」
(生産・物流コンサルタント/20代後半女性/年収500万円/2014年度)
4位:アサツーディ・ケイ(残業43.1時間/月)
「クライアントファーストなので担当クライアントに左右される部分が大きい。また時期によってキャンペーンの合間や閑散期など、それほど忙しくない時期もある。さらに部署・チームによって残業に対する考え方も違うところがある。うまくやりくりできれば夏季など1週間の休みも可能」
(法人営業/30代前半男性/年収600万円/2013年度)
5位:電通(残業50.4時間/月)
「最近は、一連の問題があり22時までしか残業できなくなった。また全社的に65時間までしか働けないということもあり、かなり楽になっている。土日の勤務も基本的には禁止になった」
(法人営業/20代後半男性/年収980万円/2016年度)
調査対象は、『日経業界地図 2018年版』(日本経済新聞出版社)の「広告」に記載があり、対象期間中に「キャリコネ」に正社員のユーザーから給与・残業情報が20件以上寄せられた企業。対象期間は、2015年4月1日~2018年3月31日で、回答者は、キャリコネ会員のうち勤務先を評価対象企業に選択した会員。
※本ランキングはユーザーが投稿したデータをもとに作成しており、企業が公開している残業時間データとは乖離している場合がある。