ESSPRIDEは11月28日、「社長の学生時代」についての調査結果を発表した。
社長に中学・高校時代はどのような学生だったのかを聞いたところ、「学級委員長」(19.0%)、「部活動のキャプテン・部長」(18.0%)など、リーダー的存在だった人が多かった。一方で、「問題児だった」と答えた社長も15%おり、「優等生」(11.0%)を上回った。
調査は、全国の20~59歳の男女で従業員2人以上300人未満の経営者を対象に実施。100人から回答を得た。
社会人になってから役立つバイトは飲食店、「人と接する仕事は、人間性の向上に役立つ」
「中学時代の成績」を聞くと、「4」(34.0%)、「5(最も良い)」(24.0%)と、約6割の社長は成績優秀だったものの、「3(普通)」も35%おり、標準的な成績だった人も少なくない。
「中学・高校時代の部活動」では、「野球部」が19.0%で最も多く、「サッカー部」(14.0%)が続いた。「軽音楽部」「物理・化学・地学・生物部」(ともに4.0%)など文化部出身者もいるが、運動部で活動していた人の方が多い。
「社長になりたいと意識した時期」を質問すると、意外にも「社長になりたいと思ったことはない」が31%と最も多く、「企業に就職してから」(27.0%)が続いた。一方、約4割は、幼少期から学生時代までに社長になることを意識したと回答している。中には「小学生になる前」と答えた社長も4%いた。
「これまで経験したアルバイト」を質問すると、「飲食店店員」が29.0%で最も多く、「軽作業」(28.0%)、「塾講師・家庭教師」(25.0%)が続いた。
「社会人になって最も役に立つと思うアルバイト」を挙げてもらうと、「飲食店店員」が16.0%でトップだった。理由としては、
「接客業など人と接する仕事は、人間性の向上に役立つから」(49歳男性、京都府)
「サービス業を経験すると謙虚な気持ちになれるから」(43歳女性、埼玉県)
などのコメントが寄せられた。2位は、「建築・土木」(13.0%)で経験者からは「キツイことをしておけば他は天国に見える」(55歳男性、東京都)という声が出ていた。3位は「塾講師・家庭教師」(11.0%)で、「人に教えることの難しさを知ることができた」(52歳男性、愛知県)というコメントが寄せられた。