レーシング・ポイント・フォース・インディアが、2019年のレースドライバーとしてランス・ストロールの起用を正式に発表した。これで2019年の全10チーム20人のドライバーラインアップがすべて確定した。
ローレンス・ストロールが率いるコンソーシアムが2018年夏にフォース・インディアを買収して以来、息子のランスが同チームに加入することはほぼ確実とみられており、最終戦アブダビGP後に行われた2019年ピレリタイヤテストに彼はフォース・インディアから参加して初走行を行っていた。
チームはすでにセルジオ・ペレスの残留を発表しており、正式にストロールとの契約が明らかになったことで、今年のレギュラードライバーであるエステバン・オコンの離脱が確定した。
メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、アブダビGPの週末、2019年にオコンをメルセデスF1チームのリザーブドライバーに起用し、2020年に復帰させることを目指すと発言していた。
フォース・インディアは、11月30日、ストロールが2019年にペレスのチームメイトとしてレースに出場すること、ストロールとは長期契約を結んだことを明らかにした。
チーム代表兼CEOのオットマー・サフナウアーは、今回の発表に際し、ストロールへの期待を示すとともに、オコンの過去2年の貢献への感謝の言葉を述べた。
カナダ出身20歳のストロールは、2016年にヨーロピアンF3でタイトルを獲得し、2017年にウイリアムズからF1デビュー、同チームで2年を過ごした。デビューイヤーのアゼルバイジャンでは3位表彰台を獲得している。