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各カテゴリーのチャンピオン&上位が集結。東京都内でJAF モータースポーツ表彰式開催

2018年12月01日 00:31  AUTOSPORT web

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今季のチャンピオンを獲得したドライバーたちが一同に会した
11月30日、東京都内のホテルで、2018年にJAF日本自動車連盟が公認するレース、ラリー、スピード行事などのチャンピオンや上位ランカーを表彰する毎年恒例の『JAFモータースポーツ表彰式』が開催され、国内主要シリーズのチャンピオンたちが表彰された。

 例年、国内の主要シリーズが終了した後に東京都内で行われるJAFモータースポーツ表彰式。今年も11月30日、多くの参加者が集まったなかで、各シリーズの表彰が行われた。

 第一部は、チャンピオン含め各シリーズの上位ランカーがFIAエレクトリック&ニューエナジー・チャンピオンシップ、FIA-F4、JAFカップオールジャパンジムカーナ、JAFカップオールジャパンダートトライアル、全日本ジムカーナ選手権、全日本選手権ダートトライアル、APRC2チャンピオンシップ、全日本ラリー、全日本カート、全日本F3、スーパーGT、スーパーフォーミュラと順に表彰された。

 また、この各カテゴリーの表彰に先立ち、JAFモータースポーツの名誉委員として前田外喜男氏が選出されたほか、ル・マン24時間優勝の中嶋一貴、全日本ジムカーナ通算100勝の山野哲也、WRCマニュファクチャラーチャンピオンを獲得したTOYOTA GAZOO Racingに特別賞が授与されている。

 第一部のラストはスーパーフォーミュラの表彰となったが、ここで挨拶したのは今季チャンピオンを獲得した山本尚貴。「自身二度目のチャンピオンを獲得でき、このトロフィーの重みを感じています。今季はスーパーGTとふたつタイトルを獲ることができ、ドライバーとして嬉しく思うとともに、この結果はチームスタッフ皆さんと、ホンダさん、皆さんのおかげだと思っています」と感謝を述べた。

 続いて行われた第二部は立食形式のパーティ。ここでは、全日本F3選手権のトップ3、そして日本フォーミュラスリー協会が定めたF3-Nのチャンピオンを獲得したジェイク・パーソンズの表彰が行われた。

 マカオGPでは大きなクラッシュに巻き込まれた2018年チャンピオンの坪井翔は「マカオでは変に有名になってしまいましたが(笑)」と笑顔をみせた。

「3年目で結果が求められるシーズンでしたが、1年間僕を使ってくれたチームに感謝しています」と語り、さらに来季へのステップアップに向けても意欲的なところをみせている。

 また、全日本F3選手権の表彰に続いては、スーパーGTのチャンピオンへトロフィーが授与された。ここでは、GT300クラスチャンピオンを獲得したK2 R&D LEON RACINGの溝田唯司監督、黒澤治樹/蒲生尚弥のふたり、そしてGT500クラスチャンピオンを獲得したTEAM KUNIMITSUの高橋国光総監督、山本とジェンソン・バトンがトロフィーをGTA坂東正明代表から受け取った。

 例年、このJAF表彰式に外国人ドライバーが出席することは少ないが、スケジュールをうまく合わせて出席したバトンは非常に上機嫌。「今年日本で戦いたいと思い、それを実現した上に、こうしてチャンピオンを獲得して、この場に立つことができて嬉しく思っているよ。素晴らしいチーム、監督、そしてチームメイトのおかげだ」と日本でのタイトルの喜びを語っている。

 2シリーズの表彰に続いては、初めての試みとして全8シリーズのドライバーたちが出場し、グランツーリスモSPORTを使った『JAF E-Motorsport Cup』が開催された。4人での決勝は山本尚貴、ニック・キャシディ、宮田莉朋、全日本カートから名取鉄平が参加したが、ゲームを大得意とする宮田が貫禄勝ち。栄冠を獲得した。