トップへ

支持していた候補者落選を苦に、焼身自殺未遂の男性を保護(台湾)

2018年11月30日 19:03  Techinsight Japan

Techinsight Japan

全焼した軽トラック(画像は『聯合新聞網 2018年11月28日付「疑不滿支持的候選人落選 老翁引火燒車企圖自焚」(記者邱奕能/翻攝)』のスクリーンショット)
台湾・雲林県斗南鎮にある大東堤防で26日夜、車の中で焼身自殺を図った男性が保護された。男性は24日に行われた統一地方選挙で、支持していた候補者が落選したことがショックだったという。『蘋果日報』『ETtoday新聞雲』などが報じた。

警察によれば、保護されたのは71歳の男性。この日、男性は夕食を食べた後「気晴らしに行く」と家族に伝え、軽トラックに乗って出かけた。しかし出先から家族に電話をかけ「死にたい」「生きていたくない」などと話したため、心配した家族は警察に通報した。警察は通話記録から男性の居場所を突き止め、燃える車のそばに座り込んでいた男性を無事に保護している。

男性は今回の統一地方選挙で支持していた候補者が落選したことで、気持ちが沈んでいたという。車に乗った後にガソリンを購入、堤防で車内にガソリンをまいて焼身自殺を図った。しかし猛烈な火に耐えきれず、車から飛び出したとのことだ。男性は顔に軽い火傷を負っただけで済んだもよう。警察は事情聴取後、公共危険罪で送検している。

画像は『聯合新聞網 2018年11月28日付「疑不滿支持的候選人落選 老翁引火燒車企圖自焚」(記者邱奕能/翻攝)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 片倉愛)