スクーデリア・トロロッソのチーム代表フランツ・トストが、2018年末でチームを離脱するブレンドン・ハートレーに感謝の言葉を贈った。
トロロッソは、2018年F1最終戦アブダビGP決勝翌日の26日、2019年のレースドライバーとしてアレクサンダー・アルボンを起用することを発表した。すでにダニール・クビアトが復帰することが決まっていたため、ハートレーがチームから去ることが確定した。
アルボンとの契約発表の際、トスト代表のコメントにはハートレーについては触れられていなかったが、トロロッソは29日、ハートレーへの感謝を示すリリースを発表した。
「2019年、アレクサンダー・アルボンがスクーデリア・トロロッソに加入し、ダニール・クビアトとともにレースに出場することになった。この発表を受け、我々はこれまでチームで走ってくれたブレンドン・ハートレーに感謝したい」とトロロッソのリリースには記されている。
「ブレンドンは、スポーツカーのキャリアで大きな成功を収めた後にレッドブルF1ファミリーに復帰し、2017年アメリカGPでトロロッソにおいてF1デビューを果たした」
「ブレンドンは、我々がホンダとのパートナーシップを進展させていくなかで重要な役割を果たした。彼の経験とフィードバックは非常に役立った。ブレンドンの今後の成功を祈る」
トスト代表は、ハートレーはチームにとって重要な存在だったと語った。
「チームとともに懸命に仕事にあたってくれたブレンドンに感謝したい」
「スポーツカーからF1への転向は簡単なものではなかった。彼は短期間でそれをしなければならなかったのでなおさらだ」
「しかしながら彼は2017年の最後の4戦で優れた一貫性を示し、それによって2018年のレースシートをつかんだ。最終的に2019年に残留させることはできなかったが、彼はチームにとって重要な存在であり、ホンダのパワートレインの開発に貢献した。彼の今後の活躍を祈る」
ホンダも、トロロッソのアルボン起用の発表を受けて、ハートレーに対するコメントをすでに発表しており、彼のフィードバックはパワーユニットの技術を前進させる上で有意義なものだったとして、感謝を示した。