マルハニチロは11月28日、「今年の食生活」の調査結果を発表した。調査は今年10月にインターネットで実施し全国の15~59歳の男女1000人から回答を得た。
「朝食を食べる頻度」を聞くと全体の70.4%が「ほぼ毎日」と回答した。「まったくない」と答えた人は7.1%に留まった。同居家族がいる人(843人)に「家族揃って朝食を食べる頻度」を聞くと37.5%が「まったくない」と回答し、最多だった。
次に、「自宅で夕食を食べる頻度」を聞くと全体の73.6%が「ほぼ毎日」と回答。同居家族がいる人に「家族揃って自宅で夕食を食べる頻度」を聞くと「ほぼ毎日」が35.2%で最も多かった。
「外食をする頻度」については「週に1日」が18%、「週に2~3日」が9%、「週に4~5日」が2.5%、「ほぼ毎日」が2.4%で、合計すると「週に1日以上」は31.9%に上った。また、「肉を食べる頻度」は「週に2~3日」(39.5%)が最多で、「魚を食べる頻度」も「週に2~3日」(48.6%)が最多だった。。
30代は「冷凍食品」や「チルド食品」の利用率が高い
「食事にどのようなものを活用しているか」を聞くと1位は「冷凍食品」(51.8%)、2位は「惣菜」(42.8%)、3位は「レトルト食品」(39.4%)、4位「インスタント食品」(38.2%)だった。
世代別で比較すると、30代は「冷凍食品」(57.5%)や「チルド食品」(38.0%)の利用が多い。長期間保存ができる冷凍食品やチルド食品は使い勝手が良く、子育て世代に人気のようだ。
「食事で重視すること」を2つの選択肢から選んでもらったところ、「ボリュームを重視する」が36%、「味を重視する」が64.0%で、味を重視する人が多かった。
「いい食事」とは、「健康によい食事」だと思う人が40.9%、「おいしい食事」だと思う人が59.1%で、「おいしい食事」に軍配が上がった。
「好きなものを食べる順序」については、「最初に食べる」が39.5%、「最後に食べる」が60.5%となり、多数派は、「好きなものは最後までとっておく」だった。
「自分の料理の腕前」を聞くと、「自信がある」が32.5%、「自信がない」が67.5%だった。
「冷凍食品や惣菜の食べ方」を聞くと、「アレンジをすることが多い」が28.5%で、「そのまま食べることが多い」が71.5%という結果だった。
今年、最も話題になった魚は「サンマ」がダントツ1位
「今年、最もよく食べた魚」を聞くと、1位「サケ」(282件)、2位「サバ」(158件)、3位「サンマ」(116件)、4位「マグロ」(79件)、5位「アジ」(63件)という結果だった。
「今年、最も幸せにしてくれた魚」について、最も多かったのは「サケ」(157件)、次いで「マグロ」(134件)、「サンマ」(95件)「サバ」(67件)、「タイ」(50件)と続く。
男女別で比較すると、男性の最多は「マグロ」(77件)、女性の最多は「サケ」(101件)だった。男性と女性で、好きな魚に相違があることが明らかになった。
また、「今年、自身のまわりで最も話題になった魚」を聞くと、「サンマ」(222件)が最も多く、以降、「サバ」(94件)、「マグロ」(82件)、「サケ」(67件)、「ノドグロ」(41件)という結果だった。今年はサンマの水揚げ量がひと際目立っていたことや、サバ缶が評判になったことが影響していると思われる。