FIA F2に2019年シーズンからふたたび参戦することが決まった松下信治。アブダビのヤス・マリーナ・サーキットで行われるF2のポストシーズンテストに参加し、初日は8番手となった。
2015~17年の3年間、ARTグランプリからF2(旧GP2)に参戦。シリーズ通算4勝を挙げたものの、F1に参戦するために必要なスーパーライセンスを取得するための条件を満たせず、2017年限りでF2のシートを失った。
2018年は日本へと戻り、DOCOMO TEAM DANDELION Racingから全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦、第2戦オートポリスの予選で3番手に入るなど、予選では光る走りをみせたが決勝で振るわず、ランキングは11位となっている。
そんな松下はF2に再び参戦するため、独自でスポンサーを集め、山本雅史ホンダモータースポーツ部長を説得。2018年F2チャンピオンチームである名門、カーリンのシートを射止めた。
11月29日からアブダビで開催されているF2のポストシーズンテストに参加した松下。初日は「(SFの)ヨコハマタイヤのハイグリップに慣れていたので感覚を取り戻す」ための走行に徹して8番手タイムをマークした。
一方、チームメイトのルイス・デルトラズはトップタイムをマーク。それでも松下は冷静にテストに挑む。
「(今回のテストでは)3日目に一番パフォーマンスを発揮できるように調整したいです。来シーズンの目標はみんなの知ってる通りの目標です。カーリンはチャンピオンチームなので、チャンピオンを狙います」