スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは2019年のFIA-F4選手権で実施するスカラシッププログラム『FIA-F4 JAPANESE CHALLENGE』の募集を開始した。
スーパーGTのサポートレースとして開催されているワンメイクフォーミュラのFIA-F4は将来のステップアップを目指す若手ドライバーが参戦し、毎戦激しいバトルが繰り広げられている。
そんなFIA-F4で行われるスカラシップは大阪トヨペットグループ、住友ゴム工業による協力のもと行われるもの。全日本カートなど入門カテゴリーで活躍する若手ドライバーのステップアップを支援するプログラムだ。
同スカラシップは2017年にスタートしており、初代チャレンジドライバーの菅波冬悟は2018年にシリーズ初優勝を達成。2代目の環優光も着実に成績を上げてきている。
2019年のスカラシップでは、GTAが指定するチーム(OTG Motorsports)からのシリーズフル参戦がサポートされる。具体的には車両のレンタル費用やメンテナンス費、ガソリン、オイル、ブレーキパッドなどの消耗品代、レースへのエントリー費などが支援される。
そして、この2019年度スカラシップから選考対象枠が拡大。これまでの全日本カート選手権OKクラスおよびスーパーFJ出場経験者に加え、新たに全日本カートのFS-125クラスにも範囲を拡大し、より多くの若手に門戸が広げられた。
2018年、上記3カテゴリーに参戦していたドライバーで、2019年のFIA-F4にフル参戦可能なライセンスを取得できること、過去にFIA-F4やJAF-F4地方選手権、フォーミュラ・チャレンジ・ジャパンなど上級フォーミュラに参戦していなければ応募可能だ。
スカラシップの選考は書類と面談、実走テストの3つ。12月27日必着で応募書類を送付した対象者のなかから1月中旬までに2次選考進出者が決められ、その後に面談、2月中旬にサーキットでの実走テストが行われ、対象者が決められる。
FIA-F4は、現在海外カテゴリーに参戦している牧野任祐やスーパーGTを戦う坪井翔や宮田莉朋を輩出。2018年チャンピオンの角田裕毅は2019年、FIA F3(現在のGP3)への昇格が決まるなど、将来有望な若手を数多く生み出している。
我こそはと思う方は、ホームページに掲載されている募集要項を確認の上、応募書類を送付してみては。