ウイリアムズ・マルティーニ・レーシングは、石油精製およびガソリン販売などを行うポーランドの大手企業PKNオーレン社とパートナーシップを結ぶことを発表した。
2018年F1最終戦アブダビを前に、ウイリアムズは、ポーランド出身のロバート・クビカを2019年のレースドライバーに起用することを発表した。
10月の時点で、PKNオーレン社がクビカのF1シート獲得のため1000万ドル(約11億3000万円)を提供するという話が持ち上がっているとロシアメディアが伝えていた。
契約期間は明言されていないが、チーム副代表のクレア・ウイリアムズは、「PKNオーレン社が2019年シーズンにウイリアムズ・マルティーニ・レーシングのパートナーを務めることを発表できて喜ばしい」と述べている。この契約に伴い、PKNオーレンのロゴが、2019年のFW42のリヤウイング、ノーズ、インテークシステム、ミラー、またドライバーのヘルメット、ドライバーとメカニックのスーツ、チームキットに飾られるということだ。
PKNオーレンのCEO兼社長のダニエル・オバイテクは、世界90カ国で製品を販売している同社は、F1への関与を通して、国際的なポジションを確立し、自身のブランドのPRを行いたいと考えたと述べた上で、クビカへのサポートについても触れた。
「チームは先日ロバート・クビカを2019年のレースドライバーに起用することを発表した。彼はポーランドで唯一のF1経験があるドライバーであり、我々は彼がトップに復帰する旅路に同行したいと考えている」
ウイリアムズはタイトルスポンサーのマルティーニを2018年末で失う見込みとなっている。また、セルゲイ・シロトキン放出と同時に彼を支援するスポンサーのSMPレーシングはウイリアムズから離脱する意向をすでに表明している。