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『リーガルV』米倉涼子×菜々緒、向井理×林遣都の真っ向勝負に 最終章では“最大の謎”に迫る

2018年11月30日 06:02  リアルサウンド

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 『リーガルV~元弁護士・小鳥遊翔子~』(テレビ朝日系)が、12月6日放送の第8話より最終章に突入し、12月13日に最終回を迎える。第7話では、初の前話から地続きとなるローズブライダルの婚活詐欺への訴訟裁判が描かれた。小鳥遊翔子(米倉涼子)率いる京極法律事務所に対するのは、小鳥遊が過去に所属していたFelix & Temma法律事務所。小鳥遊が事務所を辞めた真相、元恋人である海崎勇人(向井理)との関係性など、いまだベールに包まれた謎は多くある中で、2つの事務所が激しく交錯。


参考:<a href=”http://www.realsound.jp/movie/2018/11/post-285456.html”>その他画像はこちら</a>


 第7話において、特筆すべきは小鳥遊と白鳥美奈子(菜々緒)、青島圭太(林遣都)と海崎がそれぞれ接触することだろう。弁護士資格のない小鳥遊にとって、青島は代わりに法廷に立つ“忠犬”。第5話で小鳥遊に部屋に誘われた青島は、それ以降上司である彼女を“女性”としても見てしまっていた。そんな青島が海崎と対面。“元カレ”とジャブを打つ青島に、海崎は「ハハッ……君は今カレなのか?」と余裕を見せる。そして話は弁護士としての正義の論争へ。去り際に「君がやっているのは最悪の仕事だよ」と追い討ちをかける海崎に、青島も「僕は勝つために戦っています!」と食ってかかる。小鳥遊から“ポチ”と呼ばれるあがり症の青島が、元カレである海崎に大声で吠える構図は、一人の弁護士として京極法律事務所を背負って立つ勇敢な姿を印象付けた。


 一方の小鳥遊は、ローズブライダル会員770番(菜々緒!)の白鳥と対面。被告代理人という立場であるが、婚活詐欺で恨みを持つ白鳥に、小鳥遊は「理想のタイプは子煩悩」「男性経験はゼロ」と調べ上げた弱みを突き、「どうしても認めないって言うんだったら海崎先生に相談……」と脅しにかかる。白鳥にとって海崎は意中の相手であり、弁護士として憧れの人物。“今カノ”を匂わすシーンもあるが、天馬壮一郎(小日向文世)の秘書・中沢淳美(宮本茉由)とどちらと交際しているのかは、定かではない。プライドの高い白鳥の意外なプライベートが明らかになる展開だ。


 ローズブライダルの創設メンバーが証言した詐欺マニュアルの情報を元に、小鳥遊と青島は海崎、白鳥、天馬を相手に和解交渉を行うが、「あまり調子に乗らないほうがいいですよ」と海崎にいなされる。さらに、「まさかブラフじゃないですよね?」という天馬の不敵な笑みによる高圧的な態度に青島は雨に濡れて震える子犬のように目を泳がせ、“ポチ”に戻ってしまうのだった。


 しかし、ローズブライダル代表・相田栞(東ちづる)とミカド通信会長・我妻憲史郎(国広富之)のキス現場を抑えたことが決め手となり、Felix & Temma側が和解を飲むことに。“深い謝罪”として土下座を求められるがそれに応じない相田に対して、自身も婚活詐欺の被害者である白鳥が「頭を床に擦りつけなさいよ!」とドSの本性を現し、その姿に海崎がハッとした表情を浮かべながらファイルで顔を隠すという乙女な姿は、2人の進展を見守りたくなる微笑ましいシーンだった。


 最終章となる第8話からは、大峰聡(速水もこみち)がストーリーのキーパーソンとして登場。そして、小鳥遊が“絶対に負けられない戦い”として気にかけている守屋至(寛一郎)の事件に物語は突入していく。小鳥遊はなぜ弁護士資格を失ったのかという、『リーガルV』における最大の謎は果たして明らかになるのだろうか。


(文=渡辺彰浩)