トップへ

黒沢清監督『旅のおわり世界のはじまり』に加瀬亮、染谷将太、柄本時生ら

2018年11月29日 19:11  CINRA.NET

CINRA.NET

『旅のおわり世界のはじまり』ティザーポスタービジュアル ©2019「旅のおわり世界のはじまり」製作委員会/UZBEKKINO
黒沢清監督の最新映画『旅のおわり世界のはじまり』の全キャストが発表。あわせてティザーポスタービジュアルと超特報映像が公開された。

黒沢監督が「これまでのどれにも似ていない作品」と語る同作は、「伝説の怪魚」を探すためにウズベキスタンを訪れたテレビ番組のレポーター・葉子が、番組クルーと様々な地を訪れ、現地のコーディネーターや異文化の人々と交流することで成長していく姿を描く作品。葉子役を前田敦子が演じた。公開は2019年初夏。

今回出演が発表されたのは、カメラマン・岩尾役の加瀬亮、ディレクター・吉岡役の染谷将太、AD・佐々木役の柄本時生、現地コーディネーター・テムル役のアジズ・ラジャボフの4人。加瀬は「言葉もわからない異国の地でたくさんのハプニングに見舞われました。そのたびに飄々と見えながらもどんな時もあきらめない監督や共演者たちに大きな刺激をもらいました」、染谷は「黒沢組にまた参加させて頂きニヤニヤが止まりませんでした。ウズベキスタンという国に飛び込みますと、自然と我々が異物になっておりました」とそれぞれコメントを寄せている。

柄本は「以前から黒沢監督のファンだったので、黒沢組を体験できるのは本当に貴重で、まさに“映画”という感じの現場で夢のような時間を過ごさせてもらいました」、海外作品初出演となったアディズ・ラジャボフは「今回、日本映画を代表する“映画に魅了された”方々と共に仕事をする機会は、私にとって“まさに魔法のような時間”で、とても豊かな経験となりました」、前田は「(4人とも)生きてきた年数が少しずつ違いますが、みんなで“初めて”をたくさん経験できたので、絆になりました。私にとっては最高の環境でした」と語っている。

ポスタービジュアルには「遠い空の下、“新しい自分”に出会う」というキャッチコピーと共にトラックを囲む葉子、岩尾、吉岡、佐々木、テムルの姿が写し出されている。あわせて公開された映像では、黒沢監督がウズベキスタンの荒野で本番スタートをかける姿や、市場で加瀬、染谷、柄本に演出する風景、前田とモニターをチェックする様子、「キープしてもう1回やらせてください」と言う場面などが確認できる。

■前田敦子のコメント
空港に着いた瞬間から、黒沢監督の演出がはじまっているんじゃないか?と4人で話していました。そのぐらい、まったく未知の国だったので、行動するときも一緒に固まって動いたり、オフの日もみんなでご飯に行ったり、いろんな場所へ行きました。(4人とも)生きてきた年数が少しずつ違いますが、みんなで“初めて”をたくさん経験できたので、絆になりました。私にとっては最高の環境でした。

■加瀬亮のコメント
言葉もわからない異国の地でたくさんのハプニングに見舞われました。そのたびに飄々と見えながらもどんな時もあきらめない監督や共演者たちに大きな刺激をもらいました。想像もしてなかった新鮮な脚本。共演者はクセ者揃い。
しかもウズベキスタンロケ。面白くないはずがありません。再び黒沢組に参加できてとても嬉しかったです。

■染谷将太のコメント
黒沢組にまた参加させて頂きニヤニヤが止まりませんでした。ウズベキスタンという国に飛び込みますと、自然と我々が異物になっておりました。文化の違う我々が異物となり、撮影隊という景色が異物となり、そんなマジックを黒沢監督に見せられているような感覚でした。素敵な世界を楽しみにしていてください。

■柄本時生のコメント
以前から黒沢監督のファンだったので、黒沢組を体験できるのは本当に貴重で、まさに“映画”という感じの現場で夢のような時間を過ごさせてもらいました。日本の共演者の皆さんは、元々知り合いだったので、とても楽しくお仕事をさせて頂きました。
ただ楽しいだけじゃなく、締まる時は締まる感じでした。

■アディズ・ラジャボフのコメント
映画撮影のプロセスはいつも魔法です。素晴らしい作品を作るために、たくさんの方が働くのです。今回、日本映画を代表する“映画に魅了された”方々と共に仕事をする機会は、私にとって“まさに魔法のような時間”で、とても豊かな経験となりました。