この11月より発売開始を記念した限定車の先行WEB予約を開始していたプジョーの革新的フラッグシップサルーン、新型『508』がいよいよ日本に本格上陸。4ドアファストバックスタイルの大胆なエクステリアデザインと、さらに進化を遂げた次世代型“i-cockpit”を採用し、全3グレード展開で11月19日より発売開始となっている。
人目を惹く鮮烈なエクステリアに変貌を遂げた新型『508』は、より低く、よりタイトになった4ドアファストバックのボディ形状を採用。アグレッシブなフロントマスクはバンパーとスポイラーを垂直に通るLEDデイタイムランニングライトと、切り立ったフロントグリルにフルLEDライトで構成され、ボンネットにはかつての『504』をインスパイアした車名ロゴのオーナメントが添えられた。
さらにシンプルな面構成とラインを強調したボディサイドは、サッシュレス構造としてドアとサイドウインドウのフラッシュ化をいっそう進め、スリークな印象を強めるとともに流麗なルーフラインを実現。リヤは新世代プジョーのシグネチャーとなっているライオンの爪痕をモチーフとした3本のラインが走るフルLEDテールライトが備えられた。
一方のインテリアは、同社の主力ハッチバック『208』や『308』、そして新世代SUVの『2008』、『3008/5008』でも採用されてきたアウターホイールメーターを特徴とする“i-cockpit”をさらに進化させ、コンパクトなステアリングホイール、8インチのセンタータッチスクリーン、12.3インチのデジタルヘッドアップディスプレイを採用。
このヘッドアップディスプレイは6種類の表示モードを持ち、オーナーの好みに応じてカスタマイズが可能なほか、すべての計器類や表示がステアリングホイール上方に集約されることにより、ドライブ時にも視線移動の少ない安全な運転環境がもたらされる。
また、インテリアデザインに溶け込んだ中央のディスプレイ下部にはピアノのキーのような7つのトグルスイッチが配され、ナビ、空調、オーディオを物理ボタンで操作可能な実用性とともに、先進性とデザインが融合する空間となっている。
さらに先進運転支援機能(ADAS)も一気に最新世代に更新され、PSAグループ初の2輪車・夜間歩行者対応の第2世代アクティブセーフティブレーキを始め、プジョー初となる左右任意の車線との間隔を保持する制御ロジックを採用し、車線内をピンボールのように左右に動くことのない滑らかな制御を実現したレーンポジショニングアシスト、赤外線カメラで約200m先の歩行者・野生動物の映像をインストルメントパネルに投影するナイトビジョンなど、数多くの新機能を搭載している。
それら新機能を支える骨格には、定評あるEMP2プラットフォームを基本に新たな溶接技術と構造用接着剤の使用量と塗布範囲を拡大。複合素材やアルミニウム合金を採用して軽量化を進めると同時に、フロントのストラットタワー上部にはクレードル構造を採用するなど、全体の剛性を最適化している。
ガソリン、ディーゼルなど重量の異なる搭載エンジンに合わせて個別のセッティングが施されるサスペンションには、全車にプジョー初となる電子制御アクティブサスペンションを装備。走行状況、路面に応じてダンパーの減衰力をリアルタイムに制御し、よりいっそう高いレベルで乗り心地とハンドリング、ロードホールディングを両立した。
この新型『プジョー508』は、全3グレード展開のうちベースグレードのアリュール、スポーティグレードのGTラインに1.6リッターの直列4気筒ガソリン直噴ターボ(180PS/250Nm)を搭載。最上級グレードのGTのみ、2リッター直列4気筒ディーゼルターボ(177PS/400Nm)となり、全車に8速のEAT8を組み合わせて価格は417万~492万円となっている。
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