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アウディの高性能EVコンセプト『e-tron GT concept』発表。2020年に量産モデル登場へ

2018年11月29日 13:22  AUTOSPORT web

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アウディが発表した電動コンセプト、『Audi e-tron GT concept』
アウディは11月28日、ロサンゼルスモーターショーでe-tronファミリー第3弾となる電気自動車『Audi e-tron GT concept』を発表した。約2年後の2020年後半には量産モデルの生産が行われる予定。

 このアウディe-tron GTコンセプトは、すでに生産がスタートしているe-tron SUV、2019年に登場予定のe-tronスポーツバックに続く、3番目のEVモデル。コンセプトモデルから量産モデルへの移行はアウディスポーツGmbHが手がけるハイパフォーマンスEVとなる。

 アウディR8を思わせるワイドボディを持つe-tron GTコンセプトのボディはカーボンやアルミニウムなどを使ったマルチマテリアル構造を採用している。なおこれは姉妹ブランドであるポルシェと協力して開発したテクノロジーだという。

 インテリアには動物由来の素材は一切使用せず、すべて植物由来の素材で構成。シート地やトリム地には合成皮革、シートクッション、アームレストなどはリサイクル繊維で作られたファブリックが採用された。カーペットは使用済みの漁網で作られた再生ナイロンが使用されているとのこと。

 搭載するモーターのシステム出力は434kW(590馬力)。このパワーはアウディ独自のクアトロ四輪駆動システムを介して路面へ伝えられる。将来的に停止状態から時速100キロまでの加速は約3.5秒、時速200キロにはわずか12秒で到達する性能となる見込み。ただし最高速については航続距離を最大化するため時速240キロに制限される。

 車体には90kWh以上の容量をもつリチウムイオンバッテリーを搭載しており、航続距離は400km以上が想定される。また搭載される回生システムを活用することで、最大で30%航続距離を伸ばすことも可能だという。

 このアウディe-tron GTコンセプトは今後、アウディスポーツにより量産モデルへの移行作業が行われ、2020年末までに量産モデルが登場予定。初回のデリバリーは2021年初頭に行われるとのことだ。