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エルトン・ジョン、開演予定時刻22分後のショー延期発表にファンが激怒

2018年11月29日 12:23  Techinsight Japan

Techinsight Japan

会場入りしていたエルトン・ジョンに「ステージで謝罪すべきだった」の声も
英出身ミュージシャンのエルトン・ジョン(71)が現地時間27日、米フロリダで予定されていたショーを開演予定時刻22分過ぎに突如キャンセルしていたことが明らかになった。エルトンや会場の公式SNSには現在、来場していたファンから怒りのコメントが多数書き込まれている。

今年1月に、向こう3年間にわたる『Farewell Yellow Brick Road Tour』を最後にツアー活動からの引退を表明した大御所ミュージシャンのエルトン・ジョン。今年9月に米ペンシルベニア州で幕を開けた『Farewell Yellow Brick Road Tour』は、2021年までの約3年間に世界5大陸でおよそ300公演が予定されている。

現在は北米を回っているエルトンだが、現地時間27日にはフロリダ州オーランドの「アムウェイ・センター(Amway Center)」でのコンサートが予定されていた。しかし開演予定時刻の午後8時を過ぎてもエルトンがステージに姿を見せる兆しはなく、ファンが痺れを切らし始めた午後8時22分頃にショーのキャンセルを告げるアナウンスが会場内に流れたのだ。

午後8時49分には「アムウェイ・センター」の公式Twitterで「エルトンは中耳炎を患っており、満足のいくパフォーマンスができそうにないため、やむを得ずショーをキャンセルすることになった」と説明されたが、楽しみにしていたファンの多くは対応の遅さに激怒、SNS上で怒りを爆発させた。

あるファンは「エルトン、来場者は今夜、駐車料金やホテル代、ベビーシッター代、それに場内での飲食代やグッズ代まで払ってずっと待ってたんだ。こんなひどいやり方はないだろう」とツイート、また「中耳炎を患っていたエルトンは、数日前から抗生剤を飲みこの日の公演に向けて体調を調整、会場まで来ていたが、直前にドクターストップがかかった」とされる経緯についても、

「エルトンが会場まで来ていたのなら、本人がステージできちんと謝罪すべきだったのではないか?」
「中耳炎で体調が悪いなら、開演時刻を25分過ぎるまで待たなくても、もっと早い時点で告知できたはず。」
「駐車料金や場内での飲食代、グッズ代はしっかりふんだくろうっていう『アムウェイ・センター』の腹黒い魂胆には嫌気がさす。」

など会場施設側の対応の遅さや、場内にいながらも直接ファンの前で謝罪することを怠ったエルトンに対する怒りの声が多数あがっている。

「アムウェイ・センター」公式Twitterは「オーランドでの振替公演日は近日中に発表予定です。チケットは新たな日時が決定するまで保管をお願いいたします」とツイート、また、同会場の駐車レシートも後日再利用できることを発表したが、「今後『アムウェイ・センター』でのコンサートには2度と行かない」「最後のエルトンのショーだと楽しみにしていたけど、こんな形で裏切られたらもう行く気が失せた」といった声も見受けられ、ファンの怒りが収まるまでにはしばらく時間がかかりそうだ。

なお、フロリダ州タンパの「アマリー・アリーナ(Amalie Arena)」にて開催予定だった28日のショーも延期が伝えられている。

エルトン・ジョンは翌朝、自身のInstagramで急遽キャンセルとなってしまったショーについて深く謝罪し、

「100%ライブで行うショーだけに、万全な状態で臨めないことはせっかく来場してくれるファンの皆さんにも失礼にあたります。」
「皆さんをガッカリさせてしまう結果となり、非常に残念です。」

と釈明、向こう数日間はしっかり休養し、延期となった2公演をできるだけ早く実現させたいと綴っている。最後は、

「この穴埋めは必ずすると約束します。今回の延期では色々な面で不便をかけ申し訳ありませんでした。」
「皆さんのご理解とサポートに感謝します。エルトンより、愛を込めて」

と締めくくった。

ショーを楽しみに来場していたファンらの怒りや落胆も見過ごせないが、71歳と高齢なエルトンだけに、万全な状態で次回以降のショーに臨めることを願うばかりだ。

画像2枚目は『Elton John 2018年11月28日付Instagram「I’m so deeply sorry to everyone attending the shows in Orlando last night and Tampa tonight.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 c.emma)