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黒沢清×前田敦子『旅のおわり世界のはじまり』追加キャストに加瀬亮、染谷将太、柄本時生ら

2018年11月29日 07:02  リアルサウンド

リアルサウンド

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 前田敦子主演映画『旅のおわり世界のはじまり』の追加キャストが発表され、あわせて特報映像とティザーポスターが公開された。


 本作は、黒沢清監督が、シルクロードの中心“ウズベキスタン”で、1カ月に渡り全編オールロケ撮影に挑んだヒューマンドラマ。言葉も通じない未知の国に飛び込んだ、1人の女性の成長を描く。


 主演の前田に続き、今回出演が明らかとなったのは加瀬亮、染谷将太、柄本時生、アジズ・ラジャボフの4名。前田演じる主人公・葉子と行動を共にする番組クルーのカメラマン・岩尾役を加瀬、ディレクター・吉岡役を染谷、AD佐々木役を柄本がそれぞれ演じる。現地コーディネーター・テムル役を務めるのは、海外作品へ初出演となったウズベキスタンの国民的人気俳優、アディズ・ラジャボフ。このたび公開されたティザーポスターには、トラックを中心に5名の出演者の姿が写し出されている。


 あわせて公開された特報映像は、黒沢監督がウズベキスタンの荒野で、本番スタートをかけるところから始まり、加瀬、染谷、柄本らキャストに演出する風景や、前田とモニターをチェックする様子など、貴重なメイキングシーンが収められている。


●前田敦子(葉子役)
空港に着いた瞬間から、黒沢監督の演出がはじまっているんじゃないか?と4人で話していました。そのぐらい、まったく未知の国だったので、行動するときも一緒に固まって動いたり、オフの日もみんなでご飯に行ったり、いろんな場所へ行きました。(4人とも)生きてきた年数が少しずつ違いますが、みんなで“初めて”をたくさん経験できたので、絆になりました。私にとっては最高の環境でした。


●加瀬亮(岩尾役)
言葉もわからない異国の地でたくさんのハプニングに見舞われました。そのたびに飄々と見えながらもどんな時もあきらめない監督や共演者たちに大きな刺激をもらいました。想像もしてなかった新鮮な脚本。共演者はクセ者揃い。
しかもウズベキスタンロケ。面白くないはずがありません。再び黒沢組に参加できてとても嬉しかったです。


●染谷将太(吉岡役)
黒沢組にまた参加させて頂きニヤニヤが止まりませんでした。ウズベキスタンという国に飛び込みますと、自然と我々が異物になっておりました。文化の違う我々が異物となり、撮影隊という景色が異物となり、そんなマジックを黒沢監督に見せられているような感覚でした。素敵な世界を楽しみにしていてください。


●柄本時生(佐々木役)
以前から黒沢監督のファンだったので、黒沢組を体験できるのは本当に貴重で、まさに“映画”という感じの現場で夢のような時間を過ごさせてもらいました。日本の共演者の皆さんは、元々知り合いだったので、とても楽しくお仕事をさせて頂きました。ただ楽しいだけじゃなく、締まる時は締まる感じでした。


●アディズ・ラジャボフ(テムル役)
映画撮影のプロセスはいつも魔法です。素晴らしい作品を作るために、たくさんの方が働くのです。今回、日本映画を代表する“映画に魅了された”方々と共に仕事をする機会は、私にとって“まさに魔法のような時間”で、とても豊かな経験となりました。


(リアルサウンド編集部)