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高橋一生や有村架純らがベストドレッサー賞受賞、特別賞はストライプ石川康晴代表

2018年11月28日 23:52  Fashionsnap.com

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(左から)津賀一宏代表、吉俣良、有村架純、高橋一生、中嶋一貴、石川康晴代表、アルケミスト(こんやしょうたろう、井尻慶太) Image by: FASHIONSNAP.COM
日本メンズファッション協会が「第47回 ベストドレッサー賞」を11月28日に発表し、都内で授賞式を開催した。女優の有村架純や俳優の高橋一生らが選出され、特別賞はストライプインターナショナルの石川康晴代表が受賞。また若手クリエイターを支援する「ベストデビュタント賞」では「パーミニット(PERMINUTE)」デザイナーの半澤慶樹や靴職人の花田優一が選ばれた。

 1972年にスタートしたベストドレッサー賞では、ジャーナリストや過去の受賞者、協会員などからの投票と選考委員会によって受賞者を決定。47回目を迎える今年は芸能部門から有村と高橋、政治・経済部門からパナソニックの津賀一宏代表、芸術・文化部門から作曲家で編曲家の吉俣良、スポーツ部門からレーシングドライバーの中嶋一貴、そしてMFU推薦枠としてミュージシャンのアルケミストがそれぞれ選出された。
 授賞式では、有村はグリーンの総柄のワンピースとグリッターのヒールを、高橋はビスポークのセットアップとブラウンのシューズを着用。普段はカジュアルな服装が多いという有村は「ネットでもお店でも服はよく買います。見ているだけでも楽しいですよね」とファッションの楽しさを語った。吉俣は、自身の公演で偶然出会ったデザイナーのサラ・ジョーンズ(Sara Jones)が特別にデザインしたスーツを披露した。
 石川代表は「式に出席する時はスーツを着ることが多いですが、今日はあえて和のテイストです」と銀座の着物専門店「もとじ」が制作した着物を纏って登壇。今後について問われると「来年は100億円の売上増加を目指しています。将来は豆腐のように"兆"単位で数えられるようにしたいです」と目標を語った。
 ベストデビュタント賞では、ファッション部門から花田と半澤、音楽部門から内藤希花、空間・インテリアデザイン部門から高栄智史が選出された。独立から3年でピッティ・イマージネ・ウオモ(Pitti Imagine Uomo)に出展したことが評価された花田は「悲しみや喜びといった感情を靴で表現していきたいと考えているので、職人としても人格者としても成長していけたらと思っています」と制作活動への意気込みを示した。選考委員会を務めたビームス 創造研究所本部長シニアクリエイティブディレクターの南馬越一義は、半澤について「(前回同賞を受賞した)青木明子さんと同じくここのがっこうで学び、2018年秋冬コレクションからAmazon Fashion Week TOKYOに正式参加しています。次世代の注目デザイナーとして活躍するだろうということで選びました」と選考理由を説明。半澤は「服が売れないと言われる状況の中で服を学び始めたのですが、今は業界全体を盛り上げたいと思っています」と語った。
■各部門受賞者一覧「2018 ベストドレッサー賞」<芸能部門>
有村架純
高橋一生<政治・経済部門>津賀一宏(パナソニック代表取締役社長)<芸術・文化部門>吉俣良(作曲家・編曲家)<スポーツ部門>中嶋一貴(レーシングドライバー)<特別賞>石川康晴(ストライプインターナショナル代表取締役)<MFU推薦枠>アルケミスト(ミュージシャン)「2018 ベストデビュタント賞」<ファッション部門>半澤慶樹(パーミニット デザイナー)花田優一(靴職人・デザイナー)<音楽部門>内藤希花(音楽家)<空間・インテリアデザイン部門>高栄智史(高栄智史 空間設計/写真撮影 代表)